楽舎（らくしゃ）は、浜松市の山里、天竜川の支流、気田川のながれる春野町を拠点に活動しています。〈山里とまちなかをむすぶ〉、〈山里の資源をタカラにする〉〈古き伝統といまをむすぶ〉などの事業を行っています。

〈山里とまちなかをむすぶ〉

……過疎化の著しい山里への定住促進の事業を行っています。山里暮らしを希望する方からの移住相談に応じ、これまで移住相談150 件以上、移住したひとは14 組17 名になります。
山里の人と暮らしの魅力をつたえる交流事業として、春野町や北遠（ほくえん）に暮らす人びとを訪ねる「春野人（はるのびと）めぐり」「北遠山里めぐり」、北遠の玄関口・二俣（ふたまた）の 町の魅力を発信する「昭和レトロの二俣めぐり」、山里にひっそり佇む隠れ里「北遠の隠れ里・百古里（すがり）めぐり」、山里に暮らす人たちに語ってもらう「こんなにアートフルな山里暮らし」などを主催してきました。

〈山里の資源をタカラにする〉

……山里では過疎高齢化のために農業はたちゆかず、耕作放棄地は広がるばかりです。その耕作放棄地を蘇らせて完全無農薬のお米や大豆づくりを行う「いのちめぐる農体験」をすすめています。ブルーベリーも栽培しています。また、古来の伝統的な作り方で炭焼窯をつくる「炭焼き窯プロジェクト」、放置竹林を解消し、間伐材の活用を行うワークショップも開催しています。全国の有機農業者の集い 「ラブファーマーズ・カンファレンス」もすすめてきました。

〈古き伝統といまをむすぶ〉

……山里の伝統の手仕事（和紙、鍛冶、竹細工、染色、木工）や民俗芸能を支える人たち（西浦田楽、勝坂神楽、浦川歌舞伎、川合花の舞）に語ってもらうトークイベント「いにしえをつなぐアーティスト」の主催、寄りあいの場、人と人をつなぐ場、伝統の教えを伝える場、心をみつめる場としての神社・お寺を人びととむすぶ企画「神社・寺カフェ」などを主催してきました。