春野町で暮らす
春野町って、どんなところ?
春野町は現在は浜松市天竜区にありますが、10年前は、周智郡春野町でした。天竜川の支流、気田川(けたがわ)という清流のながれる山里です。この川は全国でも屈指のカヤックで川下りが楽しめるところです。水の澄んだ川で、鮎などが釣れます。その気田川や熊切川、杉川などの流域に山里が広がっています。奥深い山里ですが、まわりの山々は屹立しておらず、日ざしの明るい穏やかなところです。
交通アクセスは、そんなに不便ではありません。浜松駅からクルマで1時間半、掛川駅から50分。森町の駅から40分。新東名が通っていて、浜北インター、森町インターまで40分くらいです。買い物は、浜北にある大きなショッピングモールまで1時間くらい。Amazonのような通販を利用すれば、翌日、届きます。
人口は5,000人を切っています。全国の山里がどこもそうですが、過疎高齢化の波がきています。子どもは少なくて(14歳以下人口比率は8%)、お年寄りが多い(高齢化率40%)です。ひとり暮らしのお年寄りが増えています。
ということは、活気がないのかというと、若い人が少ないわけだから、そのとおりです。しかし、山里に暮らすお年寄りは、元気です。いろいろなワザをもった魅力的な達人がたくさんいます。そういう人たちから、学べる。そこは、山里暮らしのゆたかでありがたいことです。
空き家はたくさんあります。これからも増えていきます。でも、だからといってすぐには貸してくれません。よく地域となじんでくれる人かどうか、そこを見られます。なにしろ、山里暮らしは地域との付きあいがとてもたいせつです。コミュニケーションのチカラも必要です。でも、ちゃんとうまくやっていけば、こんなに心強い人たちはいません。
耕作放棄地はたくさんあります。田んぼや畑をやりたいというと、貸してくれると思います。ちゃんと耕して収穫していけば、信頼を得て、いろいろと応援してくれます。また、山には打ち捨てられた間伐材もたくさんあります。そういう山里の資源を活用していくことが可能です。 でも、ひとりじゃなかなか難しいです。仲間をつくつて、力を合わせていけば、かなりのことができます。自力で家まで建ててしまった人が何人もいます。
楽舎は、炭焼き窯を作って炭をつくったり、耕作放棄地をよみがえらせて田んぼでお米を作ったり、大豆を作ったり、ブルーベリーもつくっています。仲間たちが力を合わせてやっています。そこが楽しいところです。いまの時代、無農薬で安心・安全な食を自らの手で作るというのは、じつにありがたいことだと思います。そんな暮らしが山里では、できます。
詳しいことは、楽舎まで問い合わせてください。
また、移住してきた人たちがたくさんいますので、ご紹介します。