日々のエッセイ

いつもの診療所に行く

いつもの診療所に行く。

受付で聞かれる。
──体調はいかがですか。
「はあ、あいかわらず低空飛行で……」。

先生がやってくる。
──「やあ」。
「ごぶさたです」。

先生は、パソコン画面を眺めて、今までの診察記録を見ている。
──う〜ん。〈まずまず〉というか〈ぼちぼち〉というか。
「はあ、そんなところですか」。

──「じゃあ、舌を見せて」
べーっと舌を出す。
「裂紋薄白苔」(れつもんはくはくたい)。
という診察であった。

ちなみに、漢方が専門の先生である。僧侶の資格もある。
坊さんから医者になる人は、たまにいるが、医者から坊さんになる人は、なかなかめずらしい。

そこは、デイサービスも運営していて、施設には仏間がある。毎朝、希望者ともに般若心経をよむ。本尊は薬師如来。本人は、浄土真宗なんだけど。

 

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