アーカイブ:2018年 12月
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12.282018
さがしものはたいへん
どこにあるのかわからないものを探す、というのは大変だ。パソコン内のデータであれば、瞬時に検索できる。しかし、「モノ」は検索できない。広大な宇宙から探し出すことになる。 昨日携帯をなくした。まちなかに出かけた時に、紛失した。あの喫茶店か、あのお寺か、教会か、車の中か。鞄を持ち歩く時に道に落としたのか。分からない。[続きを読む]
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12.242018
ランとあかりとの散歩で
あかりを肩車して散歩。朝の光を浴びる。「あっちがいい、こっちがいい」。あかりの指差すほうに向かって歩く。川のほとりの道をゆっくり歩いて、太陽を礼拝した。『禊ぎ祓いの祝詞』を唱える。「たかまのはらに かむづまります かむろぎかむろみの みこともちて……はらいどの おほかみたち」そう唱えた時、 頭の上から、あかりがつぶやいた。「 ねえ、おとうちゃん。ランってオオカミみたいだね」。[続きを読む]
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12.162018
山里には、埋もれたままの資産がたくさんある
山里には、埋もれたままの資産がたくさんある。山とか川とか耕作放棄地はもちろん。公共施設(幼稚園、小中学校、教員住宅、文化施設)、民間施設(空き家、使われなくなった茶工場、閉じてしまった商店街、旅館)など。山里は、人口がどんどん減っていて加速している。やがてほとんど高齢者ばかりとなる。施設が活用されることはないだろう。移住者が増える可能性は、とても少ない。何しろ仕事がない。[続きを読む]
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12.142018
12月のテーマは「自給自足の暮らし」について
自由に気楽に、田舎暮らしについて語る場として、「田舎暮らし雑談会」を定期的に開催している(主催:NPO法人楽舎)。会場は、浜松市中区の県居(あがたい)協働センターの和室など。駅からバスで8分と近い。12月のテーマは「自給自足の暮らし」について。実際に、自給自足的な暮らしを体現している松尾俊一さん夫妻に講師を務めていただいた。[続きを読む]
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12.122018
王子製紙のものがたり、そして集落の悲しみの本の執筆 木下恒雄さん
木下恒雄さん(83歳)が、いま原稿500枚の「王子製紙の記録」をまとめている。事実の記録に特化したものだ。木下さんは、これまで20冊余の郷土史を出版している。明治時代に王子製紙ができたことで、春野の町ができていく。春野の集落は、この会社が基礎にある。そして、山里は林業やお茶で繁栄していく。現在はこうした仕事場はなくなり、林業やお茶も振るわないために、過疎高齢化が起きているわけだ。[続きを読む]
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12.112018
奥様は92歳、ご主人は94歳
熊切の熊切の中羽根のブルーベリー畑を訪ねる。そろそろの剪定の時期だ。軒の隣家を訪ねて挨拶して立ち話。帰りにYさん夫妻を訪ねる。奥様は92歳、ご主人は94歳。よくお二人で、2本の杖をついて散歩されている。しかも、家の前は急な坂道。「大根もっていくかあ」。「はい、ありがとうございます」。「生姜はどうだ」「はい、ありがとうございます。嬉しいです」。[続きを読む]
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12.72018
山里暮らしの便利さ不便さ
山里の特徴は、なにしろ人が少ないことである。わが町春野は、4,400人。50年代の3分の1。10年で22%の減少率。そして加速している。当然、高齢者比率が高い。仕事が無いので、若者はほとんどいない。活気はでない。希望溢れる話は聞かない。もう春野はおしまいだよ、という話ばかりを聞かされる。まあ、これは全国の過疎地も同様と思う。本体である日本自体が、そもそも活気を失ってきているわけだから。[続きを読む]
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12.32018
過疎化のひとつの風景なのだが
あかりを保育園へ連れて行った帰りに、郵便局の前を通る。すると、Mさんがハガキの投函に来ていた。元気ですかと声をかける。これは久しぶり、局の前のベンチに座ってしばし雑談する。近所の人が通りかかる。自然と立ち話が始まる。なるほど、郵便局というのは、地域の寄り合いの場にもなりうるんだなあ。室外に椅子と机があって、日向ぼっこできるような場であれば、もっといいが。[続きを読む]