アーカイブ:2017年 9月

  1. 10年住んでくれたら、土地と家をあげるということにしたCommentsAdd Star

    この家は、ぼくが所有していてじつは持て余していた。借り手もいない。管理も手間。かといってつぶすのに100万円ちかくかかる。さて、どうしたものかと心配していた物件だ。こういう家は、山里にはたくさんある。Sさんが、ここを借りてくれることになった。10年住んでくれたら、土地と家をあげるということにした。風通し、日当たり抜群。見晴らしもいい。近隣の散策コースもすてきだ。[続きを読む]

  2. ほとんど期待もアテもなければ、ちょっとしたことでも、幸せを感じる

    幸せというと、南の島に行って、椰子の木陰で透明な海を眺めてのびりするというイメージ。だけど、いまのぼくにはそれはありえない。追われ続ける山積みの仕事と子育ての暮らしだからね。でも、そもそも幸せは何だというと、達成ではない。どこに行った、なにをした、おいしいものを食べた、いいものを観た。そういうところとは、あんまり関係ないのかもしれない。「期待」と「事実」というところからみてみたい。[続きを読む]

  3. 若いときに山里に移住するのは、たいへんな先取りだと思う

    若いときに山里に移住するのは、たいへんな先取りだと思う。リスクはあるが可能性がたくさん。山里では若い人はよろこばれる。地域に活気がでる。田んぼも畑も、茶畑も、森も、若い人に譲りたいというお年寄りも多い。体力のあるうちに、拡大していきことができる。昨日は、子連れの夫婦を空き家を案内した。数月前、春野に移住したいと訪ねてきて二度目だ。そのとき奥様は臨月だった。[続きを読む]

  4. 山里の交通弱者 スクールバスとのわかちあいの道も

    年をとると体調も悪くなる。体の動きも衰える。クルマに乗るのも危ない。山奥にはバスなどほとんどこない。来たとしてもバス停までいくのはたいへん。では、買い物や医者など、どうしたらいいのか。かつて春野町は、浜松市と合併する前までは、町内ならどこまで行っても500円でタクシーが乗れる制度があった。しかし浜松市と合併して10年。その制度は廃止された。他の町との一律平等主義に外れるからだ。[続きを読む]

  5. 年とると田舎暮らしもたいへん

    ここからクルマで40分のはるか山奥。駅から片道2時間余。店もなんにもない山奥。そこでひとり暮らししている友人を訪ねた。かれは畑を耕し川の流れをながめては酒を飲む。ほとんど出かけない。もとより漢文学を学び書物に囲まれ、仙人みたいな人だから、風情があってなかなか絵になる。60歳とまだまだ若いほうだ。だがこの数年、どうも体調が悪そうだ。[続きを読む]

  6. ひとり暮らしのお年寄りを訪ねる

    ひとり暮らしのお年寄りを訪ねる。とくに用事はないんだけれども、どうしているのかなあと、たまに立ち寄らせてもらう。ときにあかりを連れていく。ひとりは83歳のおばさま。昨年、ひとり娘を亡くした。90歳の夫は階段から落ちてケガをして、いま施設に入っている。耳が遠いので話もできない。なにもすることがなく、一日ぼーっとしているだけ。このままではボケてしまう。[続きを読む]

  7. 空き家を行政が買って、住めるように修復して、貸し出せばいい

    (続き)独居老人が多く、増え続ける空き家。そして、山里に移住したい若い世代はたくさんいる。ぼくは年間40組くらいの移住相談をしている。こりまで200組以上になる。若い世代はお金がないので、土地や家は買えない。だから、家賃の安い空き家を求めている。しかし、空き家はたくさんあっても、貸してくれる空き家がない。いろいろ障壁がある。遺品の整理、墓がある、補修できない、地域とのつきあいなど。[続きを読む]

  8. 10年住んで家賃を支払い続けたら、土地も家もあげますということに

    きょうは春野に移住したいという人に、空き家の案内をした。家賃5千円、2階建ての一軒家。風通し日当たり、景色も抜群。納屋も屋根付き車庫もある。ただし、水回りや電気工事は、借り主の負担となる。 しかし、山里での空き家は、いろいろ手を入れて修復しても、いつ何時、出ていってほしいといわれるかもしれない。そういう恐れはある。事実、移住者で2組、そういう事例があった。[続きを読む]

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  1. はるのびより 創刊号
  2. てんてぐ村
  3. アクセサリーを作って

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