日々のエッセイ
9.202016
農業は天候に左右される。台風と豪雨が怖い。
農業は天候に左右される。台風と豪雨が怖い。これだけ雨が多いと、田んぼの水が抜けないのも困る。土がぬかるんだままで、固くならない。そうなると、稲刈り機が土に沈んで進まない。鎌で手刈りとなったら、手間がかかりすぎる。
いまの時期、台風が来たりすると、さらにたいへん。垂れていた稲穂が雨のために水を含んで重たくなり、強風のために倒れてしまう。倒れて土についたりすると、そこから芽が出てくる。稲刈も難しい。味も落ちる。
楽舎の田んぼは、早稲のコシヒカリ、キヌムスメ、そして奥手のサガビヨリを植えている。コシヒカリ、キヌムスメは、月末には稲刈の予定だ。
早い時期に、早稲の品種で田植えをすれば、8月に稲刈が終わる。それだと台風の被害に遭いにくいかもしれない。また奥手なら、まだ穂が垂れていないので、雨や風に強いかもしれない。
昨年は、奥手の品種を植えたので、稲刈は11月に入ってからだった。一か月の天日干しで、12月の第一週に脱穀をした。新米を食べるのが、 12月。そんなに遅いところは、このあたりではめずらしい。地元のひとから「祭の前に稲刈は終わっておくものだ」と小言を言われたりもした。
早稲と奥手のちがいは、田植えから出穂までの時期の違いだ。早稲は早く花がついて実りがはやい。奥手はゆっくりと実るので、養分が蓄えられて 美味しいような気がする。今年は3種類を栽培したので、どれがおいしいのか食べ比べができる。また、アイガモを投入した田んぼと投入していない田んぼとの 食べ比べもできる。
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