山里の子育て

  1. ついには、びしょびしょ

    朝、目が覚めると、あかりはふたつの拳同士をさかんに叩く。それは外に出たいという合図だ。まだ喋れないので、それで示す。痛い、もっと、歩きたい、などいくつかの合図を覚えている。外にでれば、日の光、鳥の声、風、草、樹、水、土。たくさんの宝物がある。水たまりを見つけると入っていく。足で踏んではびちゃびちゃと音を立てる。やがてすわりこむ。手で触っては、冷たさをたしかめている。ペチャペチャと叩く。[続きを読む]

  2. 出会うのはお年寄りばかり

    あかりをリヤカーに乗せて散歩すると、出会うのはお年寄りばかり。バス待合室のおじいちゃん、銀行振込に来たおばあちゃん、畑で野焼きしていたおばあちゃん、世間話していたおばあちゃんたち。小さい子はめずらしいので、みなさんかわいがってくれる。クルマのおもちゃをもらって、ご機嫌で動かしていた。そのまま、リヤカーに積んで帰ってきたところ、途中でおもちゃが倒れてきて、困ったなあというところ。[続きを読む]

  3. ドクターヘリが降り立つ

    バババババ、ブルンブルンと音が聞こえる。あかりを連れていった。すぐちかくの運動公園には、月に一度くらい、ドクターヘリが降り立つ。救急車なら1時間あまりのところ、ヘリなら聖隷の三方原病院まで10分だ。脳梗塞で倒れた方を緊急搬送していた。[続きを読む]

  4. あかりも餅つきに参加

    あかりも餅つきに参加。あさって障害者たちと餅つきをするので、その準備。ためしについてみた。この小さな臼に2.5合の炊きたてのもち米を入れる。三人で交互について5分くらい。とっても美味しいお餅ができた。よくのびるよ。大根おろしに醤油をいれていただく。おかずもなんにもいらない。これだけで十分おいしい。これとっても、かんたんだし。おもてなしに、餅つきはいい。[続きを読む]

  5. 棒術の素質があるかも

    あかり。棒術の素質があるかも。毎朝、ほたる公園につれていくとき、簫(Xiao=シャオ)を持っていく。簫はいわば尺八の原型。そこで笛の練習している。この笛は、ずいぶんと長い。笛を持ってストレッチすると、ちょうどいい体ほぐしになる。あかりが貸してくれというので、渡したら返してくれない。お気に入りだ。[続きを読む]

  6. 年の差91年の出会い

    いい顔をしたお年寄りに出会うと嬉しい。この方は、92歳になる。ぼくが借りているブルーベリー園の近くに住んでおられる。夕日のきれいな山の上だ。その奥に写っているのは、元の春野町の町長さん。12年も町長をされた。お会いするたびに、かつての春野のはなしをお聞きしている。デイサービス「みんなの家」で。[続きを読む]

  7. いまは絵本をよんであげている時期かな

    あかりは、目が覚めるなり、「読んでくれ」と絵本を持ってくる。なんども読む。また持ってくる。父ちゃんと母ちゃんとで、一日50回はよんであげてるかも。膝に乗せてよむ。それが、親のしあわせ。いまは絵本をよんであげている時期かな。それと歌って聞かせてる。どこまで理解しているかわからない。でも、ちゃーんと聞いている。ぼくたちも、わが子に読み聞かせるのだから、しぜんと表現力がついてくる。[続きを読む]

  8. リヤカーを動かすのがマイブーム

    あかりは、リヤカーを動かすのがマイブーム。こんな大きいものを自分のチカラで動かせるというのは、とっても達成感があるんだね。でも、ときどき失敗しては、落ち込んで泣いている。あかりと一緒に、ヨガマット、インドの携帯オルガン(シュルティボックス)、中国の簫(Xiao)という長い笛を積んでいく。ぼくは歌ったり笛を吹いたり。ヨーガをしたり。毎朝、ほたる公園にあかりをつれていく。[続きを読む]

  9. 毎朝、デイサービス「みんなの家」に寄る

    毎朝、あかりをほたる公園に連れていく。帰りにデイサービス「みんなの家」に寄る。みなさん、喜んでくださる。あかりもうれしそう。まことにいい環境だ。その後、ぼくはアイガモの餌やりに田んぼに出かける。[続きを読む]

  10. 主食のお米と大豆を自分の手でつくる

    ご飯がおいしい。おとうちゃんが、一所懸命につくったお米だから。農薬なんてまったくつかってない。化学肥料もなし。山からの清流で育った。天日干しのおいしいお米。ことしも、つくった。今日も稲刈だったよ。主食のお米と大豆を自分の手でつくる。これで、食生活はかなり安心。山里暮らしのおおきな魅力のひとつだ。ことしのお米の収穫予想は800キロ、大豆は200キロ。大豆からは味噌ができる、豆腐も豆乳も。[続きを読む]

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