日々のエッセイ

またアイガモが1羽死んでいた

田んぼで、またアイガモが1羽死んでいた。北と南の田んぼに31羽を放鳥。その翌朝、4羽死んでいた。2日目に1羽。これで合計5羽。いずれも、南側の田んぼだ。いっぽう、北側の3枚の田んぼでは死んでいない。

そうしてみると、原因は、南のほうの田んぼにある。こちらは休憩場所も日陰の場所もちいさい。北のほうの田んぼは、畦があって草も生えているので、日陰にもなる。それで休まるのだと思う。

育雛箱で10日ばかり過ごし、暖かくなったところで、放鳥した。いきなり広い水田に出て行くわけなので、休憩場所が見つけられずに、水田に浮かんだまま一夜を過ごしたヒナもいただろう。それで、体力を消耗して低体温で死んだのではないかと思う。

まだ予断を許さない。明け方には寒さの心配があり、日中は暑さの心配がある。きょうは、田んぼにコンパネ1枚を置いて休憩場所を新たに設置した。屋根もつけた。

「野生の生きものだから、かえって過保護すると死にますよ」と、この道20年の中道さんは言っていた。中道さんのところは、4日目でいきなり 水田に放って元気に生きている。屋根付きの休憩場所にも寄り付かない。田んぼの水温とか土地の気候とか風とか、雨とか、いろいろな要素によって、それぞれ ちがう。

もっといのちを大切にしろとか、いろいろとお叱りを受けるのだが、実際にはじめての体験で、予期しないことがつづく。難しい。体験してわかってくることばかり。

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