日々のエッセイ

おえかきごっこ

おとーちゃんあそぼう。あそんでー。

パソコンに向かっていると、全体重かけて手を引っ張る。あ、まったと言ってもきかない。

ごろっと横になると、起きてー、ここに坐って。枕を持っていってしまう。メモなどしようものなら、手帳とペンを捨てられる。本などもってのほか。

なにしてあそぼうか。

ぬいぐるみごっこー。

あかりが、たくさんのぬいぐるみをもってくる。ちゃぶ台の上に並べて、あそぶことになる。

あるとき、森のなかでうさぎさんが歩いているとね。カンガルーがやってきてね。やあ、どこにいくの。山に行くんだよ、じゃあ、一緒に行こう。おやあそこに山小屋があるよ。行ってみよう。すると、そこに大きなクマさんがやってきて、ギーっとドアをあけました。

……みたいな話になるわけだけれどね。ネタも尽きる。さほどの発展性もない。ので、つづけていくとつらくなる。楽しくない。親もたのしまないといかんのだね。

そこで、お絵かきにシフトする。A3のコピー用紙を持ってきて、その風景描く。基本の絵を描いて、あとはあかりに描かせる。すると、どんどんと場面がひろがっていく。

雲がやってきてね、山小屋が燃えちゃうの。へー、それはたいへん、どうすると。あのね、ぞうさんがきて、鼻から水をかけてくれるの。それはよかった。消防車はくるの? たくさんくるよ、

みんなで水をかけたら、海になっちゃった。へええ、海に。それはたいへんだ。みんな溺れちゃうね。そうするとね、クジラさんがやってきて、空からはプテラノドンが飛んできて、助けてくれるの。

……というふうに、飛躍していく。それを見守っているというのが、今のところ楽ちんである。描くのも楽しい しね。

まあしかし、子育ては、魂の修行になるまあ、逃げられない、やめられない。毎日、えんえんとつづく。休めない。こうして原稿を書いているとも、またもやあそぼうと手を引っ張ってくるのだった。

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