日々のエッセイ

「有機農業と地域社会の明日を考える」というシンポジウム

ラブファーマーズカンファレンスの3日目。「有機農業と地域社会の明日を考える」というテーマのシンポジウムの司会進行を急きょ仰せつかった。有機農業を30年も40年も継続して、集落をあげて有機農業の村にしてしまったという埼玉の小川町の霜里農場の金子美登さん、愛知県新城市の松沢政満さん、岐阜県関市でパーマカルチャーを実践している庄司政明さんとの語らい。

ぼくは有機農業の実践家でもないし、パネリストのことをよく知らない。そんななかで、コーディネイトするという大役。聴衆は100人くらいおられるし、かなり困った。こういうときは、「知らない」ということをテコする。聞き役に徹するということにした。さいわい、三人とも中身が濃い方なので助かった。相手から話を引き出しながら、相槌を打つ。でも、頭のなかは「さて次はどういう展開にしようか」「時間配分は」「最後のまとめはどう持って行こうか」などと考えている。コンピュータを2台並べて高速回転させているような感じ。ときどきバグが入って、混乱してくる。

うわっ。どうしよう、かなり難しそうだ、困ったぞ……。とまあ、こういうことを体験できる機会は、なかなかない。失敗しても、混乱しても、大したことがないとひらきなおればいい。なにごとも体験から学ぶ。そういう機会をいただけるということがありがたい。ということで、きょうは最終日、これから閉会式に向かう。

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