日々のエッセイ
7.222016
コンバインそして大豆の脱穀
このコンバインが5万円。新品で買えば150万円くらいする。昨日、農機具屋さんでみつけた。ここは、なんでも修理して改造もやってくれそう。
コンバインがあると、稲刈から脱穀まで、同時にできる。麦や蕎麦や菜種の脱穀も。今までは、バインダーという稲刈り機で刈って、それを稲架掛けして天日干し。おいしくできるが、ナル材を組み立てるのが大変な労力だ。雨が続いたりすると、美味しさも減ってしまう。しかし、農村の景色として、風情があるので、これはこれでつづけたい。
だが、麦や蕎麦もやろうとすると、コンバインがあると便利だ。機械の速度の調節すれば大豆の脱穀が可能かもしれない。大豆は、栽培はかんたんだが、脱穀がすごい手間。昨年は、200キロの収穫に、4名で6日くらいかかった。昔風の足で踏んでドラムを回転させる機械で脱穀し(2枚目の写真)、唐箕をまわして風で皮を吹き払って選別していた(3枚目の写真)。さらには、大豆の選別が手作業でさらにたいへん。
コンバインがあると、いろいろとラクになる。しかしなあ、あまりに巨大すぎる。置き場所にも困る。軽トラには乗らない。トラックで運ぶ。えらく安いので、やや心配。壊れたら、修理も高くつく。ということで、あれこれと農家に電話して聞いてみた。
森町の入澤さんに聞くと、農協で大豆の脱穀機を借りられるという。では地元のH農協に聞くと「はい、そういうのはありません」でおしまい。さがしてみましょうとか、聞いてみましょうとか、一歩もつながっていかない。入澤さんに聞くと、F農協にあるという。それで、あたってみると、あったあった。
キャタピラー付きの脱穀機を貸してくれるのだ。1反あたり1,500円。さらに、大豆の選別機も貸してくれる。こちらは、キロ10円。随分と安い。なあんと、このふたつがあれば、昨年4人で6日かかった作業が、1日ですんでしまいそうだ。そうして、コンバインも買う必要はなさそうだ。
ということで、いろいろネットワークを広げて、聞いていくと有益な情報がたくさんある。とくに農業関係は、工夫している人、たくさん機械を所有している人、組み合わせのチカラで効率よく仕事している人、いろいろな優れた人がいる。そういう方に出会って学んでいくのは、まことにうれしいことだ。
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