日々のエッセイ
8.12016
アイガモの田んぼから出す時期
アイガモは、ずっと田んぼで暮らすわけではない。稲穂がついてくると、田んぼから放して別な場所で飼う。そのままおいておくと、稲穂を食べてしまうからだ。
問題は、さてどこで飼うのか、だ。小屋を作るとしても、なにしろ46羽もいる。かなりの広さが必要。水も必要。ワシ、タカ、カラス、イタチ、キツネ、ハクビシン、ネコなど外敵がからのセキュリティも完備しなくちゃいけない。
飼わずにそのまま、肉屋さんに直行。解体してもらうという選択もある。そうなるとエサ代もかからない。しかしまだ太っていないし、脂ものっていない。冬まで飼いたいところだ。農家民宿をやっている友人、2軒は、飼ってくれるという。でも、せいぜいひとツガイずつ。
うちの庭の竹林で飼う。孟宗竹が生えている広い場所がある。ランもつながれている。ランが怖いので、外敵も寄ってこない。でも、46羽もいたら、かなりやかましい。隣家に迷惑がかかる。水やりもたいへん。
いま考えているのは、田んぼの隣のマコモダケを育てているエリアだ。そこを囲って飼う。隣は水を抜いた田んぼなので、そこに水が流れ込まないように、しっかりと畦を固める。稲刈り後でも、川からの水を引き込めるようにする。
いつものことだが、やってみないとわからない。ちゃんと勉強してすすめよとお叱りを受けることも多いが、初めてのことなので、何が起きるのか、わからない。いまのうちから、起きることがわかっていれば、準備も対できる。が、なにがおきるのかわからない。先達もいない。なので、出たとこ勝負である。そこが難しいところ。ただ、いちど体験してしまえば、だいたいわかってくるのだ。
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