日々のエッセイ
10.82016
マコモダケの栽培
これはマコモダケ。イネ科の「マコモ」という植物の根元にできる。いわば肥大化した茎だ。なかなかおいしい。クセの全くない柔らかいタケノコモのような食感。天ぷら、油炒め、カレーや味噌汁の具などにもあう。
昨年から田んぼでマコモダケを栽培してみた。百古里(すがり)で不耕起栽培している池谷さんから、株分けしていただいた。それを適当に植えただけ。どんどんと増えていった。草丈は2メートル以上になる。アイガモと同居していた。
マコモは、湖沼や河川などの淀んで濁った水を浄化してしまうという。農薬・化学物質・重金属類などの汚染物質を吸収・分解する能力にも優れているんだとか。葉はお茶にするだけで、血液の浄化になるとか。
なにしろまったく世話が要らないのがいい。植えたら水を張っておくだけだ。冬季は水がなくても枯れない。春になれば成長してくる。中華料理の食材にも使われる。もっと知られるようになると、商品化が可能だと思う。休耕田の活用のひとつの試みだ。
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