日々のエッセイ
10.202016
田んぼの外に放して自由に草を食べてもらう
アイガモは、いつもは田んぼの一角を仕切ったプールにいる。44羽と数が多いために、田んぼに生えてくる草は、ほとんど食べ尽くしてしまった。朝晩にくず米をあげているのだが、やはり草がほしい。それで、ときどき外に脱走する。追いかけて捕まえるのが日課になっていたが、これがたいへん。
発想を変えてみた。支配しようとしないで、コントロールするのだ。捕まえようとしない。道を作ってそこに自動的に逃げ込むようにする。
草がほしいのだから、一日に1時間くらい、田んぼの外に放して自由に草を食べてもらう。やはり外敵侵入と逃走防止の網は必要だが。
試してみた。田んぼの網をはずすと、そろりそろりと出てきて、草を食べだした。うれしそうだ。
さて、次の問題。どうやってまた田んぼに返すのか。これはわりとかんたんだ。田んぼの網を開けておいて、そこに追い込んでいく。かれらは集団行動なので、追い込めばドドドドッと田んぼに帰っていく。これはかんたん。
この方式を活用していけば、移動式のアイガモ飼育が可能になるかもしれない。草取りの必要な田んぼに放して、自由に草を食べてもらう。外敵と逃走防止の網はわりとラフにセットすればいい。もちろんひとがつねに見張っている必要はある。
夕方になったら大きな箱に追い込んでいく。夜はその箱の中で過ごす。朝になったら、また別の田んぼに放す。そんなことができるかもしれない。
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