日々のエッセイ

この山里に光回線はきていない

この山里に光回線はきていない。うちはADSLだ。それでも中継基地から近いので、さほどの不便は感じない。しかし、山の奥のほうに暮らすと、かなり絶望的。山奥の人とスカイプで話をしていても、ブツブツ切れそうになる。
 
山里への若者の「定住促進」というのは、かなりきびしい。働くにいく「仕事」がないからだ。家賃がタダ同然、野菜はもらえるなど、生活コストが安く抑えられても、「現金収入」がなければやっていけない。まちなかに働きにでたら、時間とガソリン代が高くつく。
 
だから、〈自分で仕事をつくれるひと〉か、〈定年退職して年金があるひと〉しか、山里暮らしはむつかしいのが実情だ。
 
自分で仕事をつくるためには、やはり高速インターネット回線はほしいところだ。また、そこに光回線がきていないということだと、山里に暮らしたいというひとも、二の足を踏む。過疎地でも高速インターネットが整備されているのなら、ひとつの魅力としてアピールできる。四国など整備されている。
 
光回線を引くというのは、道路をつくるのとと同様に大切なことなんだけどね。……まあしかし、光がどうのというよりも、みんなスマホになっていく。3GからLTE回線で通話していく時代。そのうちどうでもよくなるのかも。ただ現状は、LTEは障害物に弱いので、山の中では使えない。
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