日々のエッセイ
2.42017
きょうは味噌作り
森下さんが、数日前から、米を蒸して麹菌をまぶして、麹をつくってくれていた。なんと麹は45キロも。大豆は30キロ。大豆を煮て大きな臼でつく。機械で潰すとペースト状になってしまうが、杵でつくと大豆のつぶつぶ感のある味噌になる。
煮た豆を杵でつく。豆がつぶれたら、麹を入れる。塩と大豆の煮汁を。そしてまたつく、つく、つく。結構なチカラ仕事だ。ほどよく混ざったら、専用の味噌の貯蔵部屋にある杉の樽に入れる。あとは数か月、貯蔵しておくと、発酵して味噌ができあがる。おそらく100キロ以上になると思う。
きょうの味噌作りの場所は、ここからクルマで40分、田河内(たごうち)という集落の森下さんの家。森下家は代々つづく自伐林家で、広大な森林をもっておられる。有機でお茶も栽培している。4世代同居というのがすごい。
総勢8名の作業だった。まちなかから、往復3時間余もかけて参加してくれたひともいる。呼吸をあわせて力をあわせての作業だ。みんなでやると力がでる、躍動がある、たのしい。そうして、発酵がすすむと、手作り味噌という貴重な〈たからもの〉になっていく。
毎年つくりたいね。そうだ、年末はみんなで餅つきもいいね。そうだ、近くの樽山の滝(なんと5つもある)が2月には凍るそうだから、それも案内していただこうということになった。
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