日々のエッセイ
11.62017
今週は脱穀
田んぼは、自ら動くともに、段取り仕事。なにしろ人手がいる。無農薬はとくにそうだ。田植え、草取り、稲刈り。脱穀、籾摺(もみす)と作業工程がたくさん。
「時間があったら、そのうちやりましょう」では、時を失う。忙しかろうがなんだろうが、すべて「待ったなし」。仲間とタイミングが合わないと難しい。
さて稲刈りと稲架掛けは、終わった。次は脱穀だ。稲の穂から実を取り出す。たくさんのワラが出る。これは人力では無理で、1トン以上のものを脱穀するには、数人での一日仕事。その後は、籾摺り。機械で籾殻と玄米を分ける。これも一日かかる。やっとこれで落ち着く。
今週は脱穀。さいわい脱穀機は持っている。しかし、一年間、納屋に眠っていたものなので、試運転しないと心配。
籾摺りは、友人に機械を借りることになる。人手をわずらわすので、いついつ行いますとお願いしておかないと、迷惑をかける。すると、その日にあわせて脱穀しなくちゃいけない。
ところが、そこが難しい。明日は、クルマで東京往復。明後日は、会議、明後日は……と。いろいろある。仲間とのスケジュール調整も、かんたんにはいかない。
籾摺り機があれば、調整は効く。けれども、買う費用も保管する場所もない。それで、きょうは農機具屋さんと交渉。籾摺り機を一時的に借りることにした。気心の知れた機械屋なので、安心。
そのうち、こちらの体力も衰え、人の手当がつかなくなったときには、すべてお願いすることもできる。荒起し、代かき、田植え、稲刈り、脱穀とすべてやってくれる。費用がかかっても、機械のメンテナンスの必要がない。そういう方法も一つある。
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