日々のエッセイ
6.172017
不耕起栽培の田んぼ
耕さない。代掻きをしない。肥料も入れない。そういう農法がある。不耕起栽培という。
となりの早川くんの田んぼは、今年、この不耕起で田植えをしていた。耕さない、代掻きしないので、雑草が生えている。前年の稲の切り株が残っている。その間に、穴をあけて一本ずつ植えていた。
耕さないのだから、土が固くなっている。すんなりとは植えられそうにない。稲の生育が草に負けてしまうのではないかと思うんだけど。
いちばん厄介そうなは、田んぼが水漏れを起こしていることだ。水保ちがよくない。水が干上がると、土が露出するので、ますます草が生える。
水漏れの要因は、たぶん代かきをしていないのが原因だと思う。不耕起栽培をするためには、冬の間に水を貼っておかなくちゃいけないけど、それができなかった。水を貼ってなかった田んぼだと、土がひび割れている。そこから水が漏れるのではないかと思う。
難しいのは、すでに稲を植えてしまっているので、代かきはできない。そうなると、たんねんに草取りをするしかない。なかなか不耕起栽培も、かんたんじゃない。
しかし、こうして、友人たちがいろいろ試してくれると、それが学びになる。工夫と失敗の集積と情報交換がたいせつだ。
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