日々のエッセイ

ドイツ人から見た日本の山里とか、そんな話もおもしろい

ここで満月の日に焚き火をして、みんなで歌ったりしたい。あそびにきて、ドイツの歌も教えてね。そう言うと、ドドイツ人は合唱しないという。ええ? シューマンとか、歌曲がたくさんあるのに、どうして?聞いてみた。きょう訪ねて来られたドイツ人ウォルフラムさんとのはなしだ。かれは40代、スイスに17年間暮らしていた。春野に移住したいということで、夫婦で家探しに来られていたのがきっかけで、訪ねてきてくれている。

教育の場で、みんなで合唱するということは、ほとんどなかったようだ。ナチスドイツの行ってきた国威発揚に対する反発があるみたい。ドイツはナチス時代の反省から、教育はナチス的なものを排除してきた。ナチス的なもの、たとえば、みんなで合唱すること、そろって行進することなど。だから、みんなで合唱することはない。合唱できる歌などよく知らないという。じゃあ行進しないの? そう聞くと、行進なんて気持ち悪~い、とも言っていた。

日本だと、「日の丸」の国旗掲揚とか「君が代」斉唱に対して、強い反発がみられる。それは「日の丸」と「君が代」には、軍国主義日本のイメージが重なるからだと思う。また日本もドイツも集団主義のイメージがある。けれども、ドイツはかなり個人主義、個が自立していると言っていた。日本は、なんでもみんなでやろうとする、とも。

サラリーマンのとき、ドイツの販売会社を担当していたことがある。いちど現地法人を訪ねた時、日本人は、ひとつの部屋に机を並べて家族のようにやっていた。ドイツ人の部屋はというと、机の置き場所は一人ひとりばらばら。机の周りは観葉植物で埋め尽くして、森の中の城みたいにしていた。さすが、ゲルマン人は森が好きなんだなあ。一人ひとり孤立していて頑強そうな印象を受けた。

ともあれ、ドイツ人から見た日本の山里とか、そんな話もおもしろいので、いちど春野で講演してもらいたいというと、じゃあ一緒にビールを飲んでからね、と言われた。

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