日々のエッセイ
2.182018
「楽舎の学校」がスタート
「楽舎の学校」がスタート。参加者は春野の地元・まちなかと市外から半々。遠く愛知県からも参加してくれた。会場は、春野ふれあい公園の研修室。
参加者の多彩な顔ぶれ。……鍼灸師、気象予報士、カヤックと和紙作り、神社の神主、過疎地の便利屋さん、美しい庭を作ってコンサートを10年余、ログハウスに移住した方、IT企業の広報、鉄道会社で企画されていた人、林業に詳しい人など。
講師の木下恒雄さんは、84歳。その向学心、探究心、研究力はすごい。ますます意気盛ん。すでに20数冊の本を書き、いまも春野のまちづくりの基礎となった王子製紙について書いている。
「遠州林業文明史」など、参加者に気前よく自著をプレゼントしてくださった。「もう終活だから、在庫処分。ひとりでも読んでもらえれば」と。みんなに本を5冊も。
たびたび氾濫した天龍川の治水、そして治山に功績あった金原明善(きんぱら・めいぜん)の生涯を論ずる。明治天皇の東京行幸の道筋になる東海道の補修の大事業、官軍のための資金調達。さらには、明治政府の神仏分離と秋葉寺の破壊のこと。かつての林業の伐採と運搬の仕組みなど。
次回は4月28日の14時から。会場は、「ふれあい公園」の研修室。
本日の「楽舎の学校」は、「インドと仏教」をテーマに、ベンガル州出身の横田スワリナリさんにインドの歴史と文化、宗教について語ってもらう。
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