日々のエッセイ
10.12015
ここで蕎麦屋を開業できる
ここは「神楽の里」という施設で、総合案内所と食事どころだった。水車小屋もある。かつての春野町の施設であったが、いまは浜松市の管理下にある。指定管理もはずれて、閉店のままだ。だれも利用することはない。いつか壊されてしまうことになる。
ここで、蕎麦屋を開業したらいいよと、昨日、Uさんを案内した。かのじょは、大学で栄養学を教えているが、山里に移って蕎麦屋を営みたいという。行政の人に聞くと、蕎麦屋をいとなむなら、貸してもらえそうな感触。
キッチン、テーブル、冷蔵庫、食器類などほとんどすべて揃っている。改修も必要ない。20人くらいは入れる広さがある。ただ問題は、30人用の浄化槽を備えているため、その保守管理に年間16万円かかる。その費用を負担してくれるなら、家賃はタダだ。あとは水道光熱費くらいのものだ。風呂はないが、住むことはできる。
さらには、コミュニティビジネス支援金といって、移住者に100万円貸してくれる制度ができた。3年継続したら、返さなくてもいいというものだ。その経費で、蕎麦打ちの道具を揃えて、みんなの寄り合いの場づくりとして、蕎麦屋をひらく道がある。Uさんが開業したら、この集落の活性化につながると思う。期待したい。
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