日々のエッセイ

ワイナリーをつくるという計画があるのだが

過疎化の著しい山里に、30歳の女性が移住したいという。医療法人の事務長とともに、楽舎の事務所に訪ねてきた。

この山里でぶどう園を栽培して、ワイナリーをつくるという計画がある。運営するのは医療法人で、そこのスタッフとして雇われることになる。彼女は昨年まで、フランスでブドウ園作りの仕事をしていたのだ。

こんな山里でブドウが栽培されてワイナリーができるなんてすばらしい。ジビエとならんで、春野の新しい魅力発信になると思う。

ところが、さて住まいが見つからない。空き家はあっても貸してくれない。普通のアパート、貸家みたいなものはない。

市の「おためし住宅」があるが、かなり辺鄙なところにある。そちらは、協働センターのスタッフが案内してくれた。

じつは市営住宅が空いている。なかなかきれいなところで、職場にも近い。そこが最適だ。本人もそこが気に入っている。けれども、前年度の納税証明か非課税証明がないと、市としては貸す訳にはいかないという。

けれども、彼女は数年間、海外にいたので、日本に住んでいない。納税証明か非課税証明もとれない、らしい。ということで、どうも市営住宅はむつかしそうだ。

せっかく空いていて、地元で仕事を作るというのに。しかも若い女性がこんな山里に移住するというのに。山里の活性化につながるというのに、事務的な理由で活用できないのは、まことに残念な話ではある。

ま、そこは別の角度からアプローチすることにして、時間をかけて空き家を探してみることにする。

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