日々のエッセイ
11.92018
おにいちゃんたち遊んでくれるかな
ほたる公園から、子どもたちの声が聞こえる。
あかりが「遊びたいよぉ」という。
「じゃあ行こうか」。走る、走る。あかりは、二度もあわててころんだ。
公園では、子どもたちが5人、遊んでいた。それぞれゲームやブランコに熱中している。みんな初対面だ。さて、遊んでくれるかなあ。
みんなおんなじ学級で小学校二年生という。おそらく一学年で10人くらいかな。ここから片道10キロくらい遠くの山里からも来ている。
あかりは、おにいちゃんたちを遠巻きに見ている。声をかけてくれないかなあ、あそぼうっていってくれないかな。ひとりで鉄棒をぶら下がったり、近くを走ってみたり。(1枚目の写真)
でも、声をかけてくれない。みんな自分たちの遊びに熱中している。そもそも3つの幼児と一緒に遊びたいとは、思わないだろうし。
これじゃあ、あかりが寂しそう。お父ちゃんとしては、ひとつ声をかけてみるか。
「ねえ、この子はまだ三歳だけど、一緒に遊んでくれるかなぁ。一緒に遊んでくれたら、うれしいな。名前はあかりというんだよ」。
みんなで相談してた。(2枚目)そして、気持ちよく「いいよ」と言ってくれた。そして、「あかりちゃん、あそぼう」と声をかけてくれた。
「鬼ごっこしよう」。追いかけっこしてくれた。あかりのペースに合わせてくれた。(3枚目)おにいちゃんたちは、やさしかった。おねえちゃんも抱いてくれた。(4枚目、5枚目)
こうして、あかりには、ときどき遊んでくれるおにいちゃん、おねえちゃんか増えていくと思う。
先日は、私設の「まほろば図書館」で企画会議。お年寄りのための「老人医療の講座」と、子供のための「絵本読み聞かせ会」をやってみようという打ち合わせ。会議の参加メンバーが、それこそ一本釣りで、子どもたちを集めようということになった。こうして、子どもたちとの顔合わせが、少しずつすすむとしたら、たのしいことだ。
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