日々のエッセイ
1.172019
空き家の解体に向けて
空き家ばかりの山里。壊すという仕事がこれから、次々とでてくると思う。壊すのに費用がかかる。住んでもらえば、ノシをつけて家をタダで差し上げる。そう言っても、ほしいという人は現れなかった。
結局、解体することになった。家主、隣家のご夫婦、地元の農機具屋さん、移住者など、地域のみんなで解体しようということになる。
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家の解体だから、かんたんじゃない。重機が必要だ。クレーン車、ユンボ、大型トラック、コンクリートの粉砕機など。金属関係は、こないだからきているペルー人に処理してもらう。そのあたりの手配と、操作する人、搬出の人工(のべ40人工)の手配。
さらには、解体した木材や登記やガラス、コンクリートなどを運び込むところの確保。そこからの分別作業など、やはり大がかり。
ぼくの役割は総合管理。人の手配。しかし、現場での仕事は役立たず。そこは、しっかりとした現場監督のSさんがいるので、安心。事故がいちばん心配なので、もちろん保険もかける。
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解体の開始は2月1日から。朝の8時から、ぼくが神主と坊さんの役割もする。祝詞とお経を読んで、この土地の神様、家を守ってくれた守護神も含めて、工事の無魔円成(むまえんじょう)をみんなで祈念する。毎日、みんなでやってもいいね。
昨日は、その現場で、打ち合わせ。ありがたいことに、隣家がとてもいい人なので、楽しい会話が弾む。ちなみに、いま現場監督のSさんが、山里でうなぎの養殖(5,000匹)を行っている。いっそ壊さないで、ここを山里のうなぎ屋にしようか、農家民宿もいいねという話もでてきたが。
150年くらい前の家だから、囲炉裏での無理で真っ黒になった柱など、出てくると思う。作業の日当は1万円。現場は春野の山里。廃材をトラックに積む作業がメイン。やってみたいという人がいたら、池谷まで。080-5412-6370
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