日々のエッセイ
4.122015
「中山間地と学生をつなぐ」企画
大学の先生と、やりとりをした。大学生たちが過疎地の山里で、一定期間、何か学ぶような企画を、と。「中山間地と学生をつなぐ」として、たとえば、こんな企画はどうだろうか……。
一か月くらい山里で暮らす。滞在する場所はいくらでもある。自炊してもらう。その間に、座学として地元の人たちから、山里の暮らし、なりわいの話をきいて学ぶ。実学として、耕作放棄地を耕す。伝統の祭りの手伝いをする。地元のアーティスト、手仕事の人たちのブースを作って販売のお手伝いをする。空き家をリサーチする。ひとり暮らし老人の家を訪ねる、などなど。
学生にとっては、研修プログラムとなる。地域にとっては、たんなる労働力だけではなく、新しい刺激による気づき、宝の発見。伝統の継承の可能性、結果として山里は活気づく。ひいては、全国へ山里の魅力発信につながるかも。
……と、たんなるひらめきレベルだけれども。今年は、少人数でも受け入れて、ひとつでもなにか実現していきたいと思う。この北遠という広大な中山間地のエリアに、大学生たちが入ってゆくことで、互いにとっても新鮮な刺激となる。ただし、受け入れる団体との調整がいろいろと難しい。楽舎としては、そのあたりのマネージという役割を担ってみたいものだなあと思っている。そういう人材が集まってくれば、のはなしになるけど。
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