池谷啓の記事一覧

  1. 名古屋から知的障害者30名と稲刈り

    パソコンのシステムが壊れて2週間ほど、投稿にブランクがある。もう古くなってしまったけど、備忘録として投稿。静岡新聞に掲載されたもの。11月7日、名古屋から知的障害者30名余が来訪。一緒に、稲刈り天日干し、脱穀の体験。さらには、餅つき、ポン菓子の実演、カレーライス。そうして、おおむらたくみさんのアイルランド民謡の演奏とパペットと盛りだくさんだった。[続きを読む]

  2. 不耕起栽培へのチャレンジ

    〈不耕起栽培─1〉ここのところ、稲作の省力化をずっとかんがえている。ひとつのヒントは、岩澤信夫さんが提唱している「不耕起栽培」だ。肥料も必要ない。耕す必要もないという農法だ。普通は、稲刈りの後の田んぼは、荒起こして春まで放置する。春になってまた耕す。川から水を引いて代掻きする。草はみんな土に漉き込まれてしまう。田んぼは水平になる。そうして、田植えをする。そういう流れだ。[続きを読む]

  3. 自分でやってみてたしかめないと、たしかなことはわからない

    自分でやってみてたしかめないと、たしかなことはわからない。なにごともそうだけど、田んぼについてもそうだ。ことしアイガモ農法でやるときめたとき、各地で自然農法で指導されているMさんがぼくに言った。「アイガモでお米つくると、クソまずいお米になるよ」と断言したのだった。その話を仲間にすると、ひとりが、たしかにかつてアイガモ農法のお米を食べたとき、まずかったという。[続きを読む]

  4. ついには、びしょびしょ

    朝、目が覚めると、あかりはふたつの拳同士をさかんに叩く。それは外に出たいという合図だ。まだ喋れないので、それで示す。痛い、もっと、歩きたい、などいくつかの合図を覚えている。外にでれば、日の光、鳥の声、風、草、樹、水、土。たくさんの宝物がある。水たまりを見つけると入っていく。足で踏んではびちゃびちゃと音を立てる。やがてすわりこむ。手で触っては、冷たさをたしかめている。ペチャペチャと叩く。[続きを読む]

  5. しばしの農業談義

    木工と農業、農家民宿、地域おこしに活躍されている入沢さんのところで、薪ストーブにあたりながら、しばしの農業談義。たくさんおみやげも頂いて、夕食もごちそうになった。入沢さんは、となりの森町の三倉にお住まい。5反の田んぼで32俵(1,920キロ)の収穫。炭素循環農法でこんにゃく芋、ブルーベリーなど。干し柿、シイタケの栽培。なた豆茶、ジャム、栗ようかん、キムチなどの加工食品も。[続きを読む]

  6. 総労働時間は、1,400時間に

    お米の収穫が終わった。とれたのが570キロ。3反の田んぼでの収量としては、かなりよくない。いもち病の発生もひとつの原因。田んぼの水もちが悪いこと、無農薬・無化学肥料ということもある。中核メンバーは5名。かかわったひとは、延べにして500名。総労働時間は、1,400時間。ぼくは410時間だった。管理、打ちあわせ、情報収集、田んぼへの往復時間は入れていない。[続きを読む]

  7. きょうは大豆の収穫

    きょうは大豆の収穫。エンジン仮払機で根元から切って紐で結わえて天日干しにする。20日くらい乾燥させて脱穀となる。収穫が遅くなったので、大豆がはぜて土に落ちていそうで、こわいな。昨年は200キロの収穫だった。ことしは連作したことや、枝豆でずいぶんと食べたので、半分くらいだと思う。大豆は田んぼほど手間はかからない。手間は100分の一かな。そして、お米よりも付加価値は高いと思う。[続きを読む]

  8. 禅宗のお坊さんたちの前で講演を

    禅宗のお坊さんたち50名余。その前で講演させていただくことになった。クラウンパレスというホテルの会場。高い壇上からの話で聴衆と距離があるので、ちとやりにくい。話の素材は整理していたけど、主催者の一番えらい老師との打ち合わせが必要だ。老師からの依頼では、「いま寺院消滅という時代がきつつある。そのためには、社会に開かれた寺院にしていきたい。[続きを読む]

  9. 「みんなの家」で恒例のコンサート

    雨の中、近所のデイサービス「みんなの家」で恒例のコンサート。ハーモニカ、ケーナ、そして尺八の演奏。参加者は20名くらい。ほとんどおばあちゃん。みなさんアシがないので、送り迎えしてくれる。ぼくはあかりを抱いて徒歩1分の距離。あかりをみんな可愛がってくれる。いろいろと出会いがすすむ。93歳の酒井さんは、ひとり暮らし。白菜も大根も何10キロと作っている。キュウリの味醂粕漬けが絶妙に美味しい。[続きを読む]

  10. 失敗したりどん詰まりになったことなら話せるが

    今月は、講演が2本。ひとつは市の生涯学習課の主催で、地域づくり人材養成講座の講師。「神社・寺カフェ」のイベントを企画したこと、無農薬の田んぼづくりのこと、定住促進の事業について話をさせていただいた。仏教について、参加者の問題意識がたくさんあった。仏教、生き方、先祖供養など。質問を受けてこたえるというのが、話しやすかった。[続きを読む]

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