日々のエッセイ
12.12016
しばしの農業談義
木工と農業、農家民宿、地域おこしに活躍されている入沢さんのところで、薪ストーブにあたりながら、しばしの農業談義。たくさんおみやげも頂いて、夕食もごちそうになった。
入沢さんは、となりの森町の三倉にお住まい。5反の田んぼで32俵(1,920キロ)の収穫。炭素循環農法でこんにゃく芋、ブルーベリーなど。干し柿、シイタケの栽培。なた豆茶、ジャム、栗ようかん、キムチなどの加工食品も。ニワトリも飼いはじめた。
家も作る。彫刻を施した重厚な机や椅子もつくる。イノシシやシカも解体して、燻製にする。エベレストにも登っている。フランスやアメリカで工場立ち上げの仕事もされている。お会いするたびに、啓発される。
農産物の作り方の探求もさることながら、どういう商品にしてどうやって売っていくかについて、いろいろ談義した。農産物は作るのも難しいが、売るのがもっと難しい。みんなで体験、情報、工夫などを披露しあって学んでいきたいと思う。
こうして売っている。こうやって食っていけている。そういう体験を共有しあっていけば、山里の耕作放棄地を活用して、農業に取り組もうという人たちの力づけになる。定住促進にもつながる。
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