日々のエッセイ

買ったあとで、引っ越したあとで、しまった! ということが、ある

都会から山里の家を買うということになると、なんども足を運べない。かなりリスクがある。買ったあとで、引っ越したあとで、しまった! ということが、ある。

これはわたしの友人の体験。春野町の山奥のS集落。静寂ないい土地で、目の前に清流がながれている。日当たりもいい。ただ、家の前に国道が通っている。そこが懸念される。しかし、訪れるたびに、ほとんど交通量がなくて静かだった。それで、土地付きの家を買った。400万円以上した。

そして引っ越した。そうして、暮らしてみてわかったこと。この山奥は、バイクのツーリングがたくさんやってくるところだった。しかも、家の前の道は、バイクが、グィーーーーンと曲がるのを楽しむのにちょうどいいカーブだった。

平日の静かでいい暮らしが、土日と休日になると、ひっきりなしバイクがやってくる。やかましい。子どももいるし、危険だ。ついに耐えられなくなって、引っ越すことにした。だが、その土地付きの家は、売れるはずもなく、いまでも物置きとなってしまった。

住むにあたっては、やはり何度も何度も足を運んで、平日も休日も確認すること。近所の人たちに、よく暮らしのこと、買い物のこと、交通状況など聞いておくこと。これ、なかなか難しい。安全なのは、市が提供している「お試し住宅」に半年~1年くらい暮らしてみて、ゆっくり探すというもの。家賃は1万3千円。いまいくかつ空いている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


おすすめ春野くらし

  1. てんてぐ村
  2. はるのびより 創刊号
  3. アクセサリーを作って

最近の記事

ページ上部へ戻る