日々のエッセイ
6.252016
買ったあとで、引っ越したあとで、しまった! ということが、ある
都会から山里の家を買うということになると、なんども足を運べない。かなりリスクがある。買ったあとで、引っ越したあとで、しまった! ということが、ある。
これはわたしの友人の体験。春野町の山奥のS集落。静寂ないい土地で、目の前に清流がながれている。日当たりもいい。ただ、家の前に国道が通っている。そこが懸念される。しかし、訪れるたびに、ほとんど交通量がなくて静かだった。それで、土地付きの家を買った。400万円以上した。
そして引っ越した。そうして、暮らしてみてわかったこと。この山奥は、バイクのツーリングがたくさんやってくるところだった。しかも、家の前の道は、バイクが、グィーーーーンと曲がるのを楽しむのにちょうどいいカーブだった。
平日の静かでいい暮らしが、土日と休日になると、ひっきりなしバイクがやってくる。やかましい。子どももいるし、危険だ。ついに耐えられなくなって、引っ越すことにした。だが、その土地付きの家は、売れるはずもなく、いまでも物置きとなってしまった。
住むにあたっては、やはり何度も何度も足を運んで、平日も休日も確認すること。近所の人たちに、よく暮らしのこと、買い物のこと、交通状況など聞いておくこと。これ、なかなか難しい。安全なのは、市が提供している「お試し住宅」に半年~1年くらい暮らしてみて、ゆっくり探すというもの。家賃は1万3千円。いまいくかつ空いている。
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