日々のエッセイ
8.62016
アイガモ農法のお米はおいしくない?
完全無農薬・無化学肥料でお米をつくる。おいしくて、安全。安心なコメつくりのためだ。そのためにアイガモに除草してもらうわけだ。しかし、肝心のお米がまずかったら、意味がない。
自然農法を指導しているMさんは、「アイガモ農法は、クソまずい米になる。アイガモの糞が原因」と言いきる。糞に含まれる窒素の供給過多が原因ということだろうか。
田んぼ仲間のMくんは、実際にアイガモの法のお米を食べたことがあるが、まったくおいしくなかったという。また、Wくんからの情報では、知りあいのアイガモ農家で、お米がまずいというお客さんのクレームがあって、今年から、やめてしまったという。
この道20年の、Nさんに聞いた。「とんでもない。アイガモのお米は美味しいと評判です。なので、こうしてつづけていられるのです」と。アイガモ協会の静岡地区代表の方にも聞いてみた。「とってもおいしいと評判です」と。
美味しいまずい、は主観的な問題なので難しい。水や品種。肥料。収穫時期。土のこと。いろいろ要因があって、一概にはいえない。こういうことは、実際につくってみて、自分でたしかめるしかない。今年の稲作は、5枚の田んぼのうち、4枚はアイガモ農法、1枚は、無農薬だが、人の力で除草する田んぼとした。それらを食べ比べてみればわかる。
Copyright © 春野くらし
この記事へのコメントはありません。