日々のエッセイ
3.182016
地方創生の取材に来られた
駒澤大学で地域経済論(ベンチャー論、起業論)を研究されている長山宗広教授(写真左)が、取材に来られた。浜松市の地方創生の事例研究のためだ。買い物・病院への交通弱者の支援として、「春野のえがお」というNPOタクシーを推進している森下広隆さん(写真右)にも来ていただいて、話してもらう。ぼくは、定住促進事業のこと、山里暮らしの人たちの事例など、3時間くらい語りあった。
これまで長山ゼミでは、浜松の都市部の事例研究をしていて、今度は、中山間地のフィールドワークをやっていくようだ。そうであれば、山里暮らしの人たち、いろいろな生業をもっている人たちと出会って、研究してもらったらおもしろい。学生たちが春野町に一定期間、滞在すれば、いろいろな人との出会いをコーディネイトしましょう。ちょうど春野の山の村(45ヘクタールの森にある研修施設)がある。自炊しながらの山里暮らし、気田川でのカヤック体験もできるし、と。うちの田んぼや炭焼き体験もできる。
フィールドワークの成果発表の機会があると、学生はさらに熱がはいる。じゃあ、ちょうど、第2回の「ラブファーマーズ・カンファレンス」(有機農業者の集い)が、9月の頭に山の村で行われる。昨年は、全国から300名近くが集った。その場で、成果を発表してもらうとおもしろい。ということで、春野の山の村を運営する山下理事長にもつないだところ「願ってもないことでウェルカムだ」と。
この一年、浜松学院大、愛知大学、都留文科大学の学生たちが、わがやに訪ねてきてくれた。静岡文芸大の船戸ゼミの学生たちも、春野町に関わっている。常葉大学の学生も茶摘みに来る。中山間地と大学をむすぶ、そういう流れもおもしろい。
ただ、いまは中山間地の諸団体が連携していく場が少ない。互いの情報交換、意見交換、交流の機会をもつことが必要と思う。そんな流れも、つくっていけたらと思っている。
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