日々のエッセイ
3.192018
山里に不動産がたくさんあっても、いいことはない
山里に不動産がたくさんあっても、いいことはない。農地など二束三文。売るのは無理。もらってくれる人もいない。
ただ、農地は固定資産税はほとんどかからない。しかし、草刈りなど管理がたいへんである。
きょうの来訪者は、土地の相談ごと。
Aさんは、山里に500坪くらいの農地を所有している。ある事情で、その農地をBさんに譲った。
Bさんは農家資格がないで、土地は仮登記のまま。農家資格をとるつもりが、伸ばし伸ばしになっている。(農家資格がないと、農地は取得できないので、仮登記のまま)
その農地が草茫々になって、通学路でもあり、名義人のAさんのところに、まわりから苦情が出る。
しかし、遠方でもあり、体力的に草刈りができない。近所の人が見かねて草刈り。それで、お礼に年に数万円とお酒を持参。
近所の人からは、このまま放置されても困る。なんとかしてほしいと言われたという。
Aさんの子どもたちは、そんな土地いらないという。そんな相談事だった。
そこで、アドバイス。Bさんに次の3つを提案するといい、と。
1)Bさんにはやく農家資格を取得し、名義変更してもらう。そうなれば、土地の管理責任は、Bさんとなる。
→しかし、Bさんはなかなか資格は取れないだろう。そのまま放置と思われる。
2)Bさんに本登記の見込みがなければ、仮登記を外してもらう。
→しかし、名義は変わらないので、草刈りの手間はかわらない。仮登記を外してもらい、Aさんは、だれかにタダ同然に譲ってしまう。とはいうものの、欲しい人がいるかどうか。
3)仮登記のままでよしとする。しかし、Bさんに土地の管理(草刈り)はしてもらう。Bさんが草刈りできなければ、その費用を請求する。
→しかし、Aさんの名義はそのままなので、あとあと苦労するかもしれない。
以上、備忘録と、頭の整理のために書いた。
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