日々のエッセイ
5.182018
大自然の中の影絵舞台だ
そろそろホタルが出るのではないかなぁ。毎夜、ほたる公園を歩く。ひとつとして光は現れない。あたりのまったく闇の中。あと10日くらいしたら、あらわれてくるのではなかろうか。
妻とあかりで、夜の散歩。とにかく山里は、まったくの闇だ。1メートル先が見えない。川の音だけがごうごうと聞こえてくる。
懐中電灯をあかりの背後から照らす。すると、大きな影が山に映し出される。山が巨大なスクリーンだ。わぁぁ、おばけーー。あかりは、おどろき、よろこぶ。
山に川に道に樹木に影を映してみせる。懐中電灯を動かせば、影がびよよーんと伸びたり、広がったり、大きくなったり。小さくなったり。大自然の中の影絵舞台だ。
これがきっかけで、いま影絵ブーム。夜になると、恐竜や動物たちの影を天井に映しだしては「これ、なーんだ」「ヤギさん「じゃあこれは」「トリケラトプス」という感じで、遊んでいる。父ちゃんは毎日、なにか遊びを創作しなくちゃいけないんだ。
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