日々のエッセイ

空き家が重荷になっていく

この山里には、廃屋になりそうな空き家がたくさんある。家主がたまに帰ることもあるし、遺品の整理がおわってないから、とそのまま放置されている。そんな所有者から、「土地も家も売りたい」と相談を受けていた。「家を壊して更地にするのに100万円くらいかかるから、100万円で売ってしまったらどうですか」と言っておいた。

川沿いの田んぼのそばの家だ。我が家から車で10分くらい。見かけはぼろいけど、ちゃんと住める。母屋と離れがある。風呂もトイレもキッチンもしっかりしている。離れの2部屋(写真の手前)はきれい。ただ、母屋の奥のほうがどうも雨漏りしている。放置していたら、廃屋になってしまう。きのう所有者と会った。「だれか欲しい人がいたら、タダで差し上げますので、あとはよろしくはからってください」ということであった。

山里には、そういう家がたくさんある。タダ同然でもらって、自分で補修して住めばいいと思う。お互いに助かる。まあしかし、いろいろ課題はある。家の補修は並大抵ではない。雨漏りなどの補修は、難しい。大工さんに頼んだら、100万円以上かかる。タダでもらって喜んでいても、あとでどうも補修は難しい、お金がかかる。放置しておくと草ぼうぼうでまわりに迷惑がかかる。そんなことで、空き家が重荷になっていく、ということもある。

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