日々のエッセイ
2.32019
こども同士が思いきり遊べること。残念ながら山里には、子供が近くにいない。
幼い子供というのは、なにがあってもお母さんだ。なかなか一人遊びはできない。お母さんにべったり。お母さんは自分の時間がもてない。仕事などできない。勤められない。
子供が保育園や幼稚園に行っている間だけ、やっと自分の時間がもてる。でも、保育園や幼稚園、さらには学童保育が近くになかったりすると困る。
待機児童の問題など、子育てをしてみて、身に沁みてわかってくる。ひとり暮らしのときにはわからなかったし、関心もなかった。
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山里は山あり川あり、子育ての自然環境はいい。けれども、たいせつなのは、こども同士が思いきり遊べること。残念なことに、過疎地の山里には、子供が近くにいないのだ。同世代の一緒に遊べる子供がいないのは、難題ではある。
そうして、学校の統廃合はすすむ。この7年のうちに、小学校が2つ廃校になった。隣町でも、2年後に廃校になるらしい。廃校というのは、集落の核をなくしてしまうことになる。やがてその集落はなくなる。その始まりでもある。
近くに学校がなければ、子育て世代は、ますます山里に暮らすのは難しくなる。
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あかりの幼稚園は、いよいよ4月からだ。同級生は5人と聞いた。みなさん、山を超えてはるばるやってくる。
さて、5年後、10年後、どういう山里になっていくのか。さらなる過疎化と衰退の道を歩むと、多くの人は思っている。
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