日々のエッセイ

宮大工の方のワザを伝える学校つくり

宮大工の方のワザを伝える学校つくりの流れで、愛知県の新城市の廃校、浜松の北端の水窪町の木工所などを案内した。なかなか適当なところが見つからない。で、朝、気がついた。「なぁんだ、地元にすてきな廃校があった、あった」。ここから北、川上という集落の春野北小学校だ。3年前に廃校となる。森のなかにあって、敷地にはぐるりと清流がながれている。川まで敷地だ。木造の体育館がとても過ごしやすい。

廃校になってからは、地元の自治会が管理。維持費は年に数十万程度だという。そして、今年に更新。このまま維持するかどうか、自治会としてはきめかねているらしい。自治会が管理しなければ、浜松市は遊休資産を次々と惜しげもなく解体しているので、やがて壊されてしまうことになりそう。もったいないことだ。

今朝、地元の世話役の山下太一郎さんと、話していて「なんとかこの小学校を活用したいね。手仕事を教える学校がいいね」という話になった。この宮大工の方がワザを伝えるとともに、地元の竹細工の職人、鍛冶屋さんもかかわる。そして、地元のお茶についての展示や説明があって、学びができる場所として。

さらには、山奥に行けば、45ヘクタールもの森林をかかえた、山の楽校がある。こちらは50人が泊まれる宿泊棟が10棟もある。そちらも活用できるかもしれない。こうした施設は、放置していたらそのまま廃れるだけ。しかし、人と人とを結んでいけば、なにか新しい価値が生まれてくる

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