日々のエッセイ

春野町を住みやすい山里にしようという思いを持った人たちの集いを

うちからクルマで小一時間。春野町でもいちばんの外れにある60世帯くらいの川上という山里。そこで民宿をいとなんでいる富田さんに会いに行った。地域の自治会長をされている。楽舎が、田舎暮らし推進の活動をしているというので、話を聞きたいということだった。協働センターの役所の人と4人で出かける。

これまでのぼくの企画した事例を説明。山里の人をたずねるオープンハウス「春野人めぐり」を皮切りに、北遠エリア全体の「北遠山里めぐり」、「昭和レトロの二俣めぐり」「北遠の隠れ里 百古里めぐり」など。そんな流れで、この集落だけの「人めぐり」の企画も提案した。

どんな人が参加してくれそうか、予算はどうか、行政の資金的なサポートはどうか、など。しかし、一部のワザをもった人、店だけの参加というよりも、村ぜんたいでやってみたいと富田さん。みんなでやるというのはすばらしいけど、合意を取りつけるのに、すごく時間がかかる。手はじめに、まずはやってみたい人だけが動いてみる。流れをつくる。そうして、参加者が増えていくいくというのもいいね、と。

この春野という人口5,000人弱の過疎地でも、いろいろ活躍している人や団体がある。そうした人たちの交流の場があるといい。「こんな活動をしている」「いまこんなことをやろうとしている」という情報を共有しながら、サポートしあえるところはサポートしていく。個だけががんばってもチカラが出てこない。ネットワークがつくられていくと、チカラが出てくる。まずは、そのために月に一度くらい、そういう活動をしている人が集まる場をつくりましょう、と。そういう流れがでてくれば、地域の魅力発信も移住者を呼びこむ道もみえてくる、と。
富田さんとの語らい
こういうことは、行政が音頭を取ると、均等に呼びかけ、役職をもった人に声をかけ、あの団体にも……という根回しをしているうちに、重たい集いになってしまう。動きも悪い。ということで、楽舎が、池谷が勝手に企画してやっているということであれば、まったくの自由参加でいい。そんな話になった。思いをもった人と出会うと、ぼくはすぐ行動していくたちだ。来月から、実現に動き出してみるつもり。

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