日々のエッセイ
6.72016
田植えは終わったものの……。
田植機をだましだまし動かして、田植えはほぼ完了した。しかし、いろいろ問題点がある。
(1)株間の調節ボタンのあることを知らずに植えたために、株間が狭すぎて過密な苗植えとなってしまった。
(2)代かきの直後のために、土が柔らかすぎて、根付かないところがある。苗が水面にプカプカ浮いている。
(3)深水のところに植えた苗は水没している。こちらは育たない。
(4)土が露出する所がある。そこから雑草がすごい勢いで生えてくることになる。この2つは「代かき」が完全ではないので、田んぼが水平ではないことが原因。
(4)5枚の田んぼすべてが水漏れを起こしている。
対策はというと、
(1)そのうち間引く。あるいは、収穫量が落ちるが、そういうものだと割り切る。
(2)あとで、土が固くなったところで、手植えする。
(3)アイガモに雑草を食べてもらうしかない。だめなら、チェーン除草、デッキブラシで擦り落とす。
(4)日々の観察。水漏れ箇所を探して補修する。畦塗りをせっせと。あるいは、「あぜ板なみ」で補強する。水漏れはデフォルトとして、沢の水 をつねに補給し続けることにする。そうなると、冷水のために稲の発育が悪くなる。そこで、田んぼの中での水路を迂回させて、その間に、水温を上げる工夫を する。
来年への反省点
(1)シンが強くてシャキンとした苗を作る。それには、有機肥料で育てるのがいい。今回の農協の化学肥料入りものはやめる。化学肥料入りにすると、元気な緑色になるものの、葉が大きくて垂れ下がっている。背丈が低いので、深水のところは水没してしまう。
(2)稲刈りの後に、田起こしして、田んぼを水平にする。
(3)冬期湛水を試みる。冬の間も水をたたえておくことで、イトミミズなどが発生して、田んぼの穴などを埋めてくれることを期待する。
……とまあ、なかなかうまくいかないことだられ。まあ、こういう失敗から学んで次に活かしていけばいい。そこがまた、農業の醍醐味ということで。さいわい、ひとりじゃめげてしまうれけど、一緒になって工夫する仲間がいることで救われる。
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