日々のエッセイ

不耕起栽培の道もある

不耕起栽培。土を耕さない、掘り起こさない。それで収穫できたらすばらしい。百古里で古代米をつくっているIさんの田んぼを見学した。およそ1反ある。トラクターも使わない、クワでも耕さない。代かきもしない。農薬を使わない。肥料はこの田んぼでとれた稲のもみ殻。田んぼは冬の間も水をたたえている
 
苗は赤土に播いて肥料なし。うちの苗よりもはるかに強靭、背丈も高い、シャンとしている。田植えは、指で土に穴を掘って植える。前年の切り株の間に、新しい苗を植えていく。田んぼの土は固い。そのほうが苗は丈夫に育つのかもしれない。こういう栽培法で、ちゃんと収穫できている。収穫量は少なくても、楽ちんだ。機械も必要ない。これ、ひとつの理想だなぁ。
 
たくさん収穫しようと思うと、やれ肥料だ、草取りだ、農薬だと追われることになる。体力もいる。お金もかかる。手間もいる。農業で生活しようというわけじゃないので、そこそこの収穫でいい。もっと楽ちんにゆったりとやろうという稲作もあるんだ。それこそ、直播きして、生えてきたものだけ収穫するというようなことだって可能かもしれない。今回は、アイガモ農法をためしてみるけど、いろいろ実験をしていきたい。
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コメント

    • ヒトミ
    • 2016年 8月 01日

    はじめまして。
    大変興味深く記事を拝見致しました。磐田市内で40年近く休耕田だった場所で来季より不耕起の古代米作りをやりたいと目論む者です。

    当方、米作りは全くの素人で幼子を子育て中の身、大規模農家と同じことは物理的にもできないために、遠州の先駆者様から学びたいと考えています。

    春野へは数回しか行ったことが無いのですが、ぜひ今季田んぼ見学させて頂きたいです。

    • 池谷啓
    • 2016年 8月 01日

    ヒトミさん
    書き込みありがとうございます。このサイトで第一号。

    不耕起の古代米作り、いいですね。不耕起ができれば、最高ですね。百古里(すがり)でも、不耕起の古代米作りをやっている方がいますね。
    ぼくも、試してみたいところです。

    ことしは、アイガモ農法。来年も続けます。
    とともに、冬期湛水して雑草を減らします。

    田んぼを見に来てくださいね。お米、大豆、蕎麦にトライしています。

    • ヒトミ
    • 2016年 8月 02日

    ありがとうございます。
    アイガモ農法も非常に興味があります。また、ブログの記事は気になることだらけです。ご連絡差し上げた上でお伺いします。

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