山里のなりわい

  1. ガソリンスタンドが次々と閉店に

    石油ファンヒータの灯油が切れた。ちかくのガソリンスタンドは昨年末に閉店となった。もう少し先のガソリンスタンドは2年前に閉じた。さらにその先、クルマで20分くらいかけて灯油を買いに行く。「うちも、あと5年もつかなあ……」とオヤジさんは言っていた。こないだ寄ったガソリンスタンドも、「いつやめようか、どうしようかと毎日、話しているんですよ」と言っていた。夫婦でともに80歳を超えていた。[続きを読む]

  2. 不耕起栽培へのチャレンジ

    〈不耕起栽培─1〉ここのところ、稲作の省力化をずっとかんがえている。ひとつのヒントは、岩澤信夫さんが提唱している「不耕起栽培」だ。肥料も必要ない。耕す必要もないという農法だ。普通は、稲刈りの後の田んぼは、荒起こして春まで放置する。春になってまた耕す。川から水を引いて代掻きする。草はみんな土に漉き込まれてしまう。田んぼは水平になる。そうして、田植えをする。そういう流れだ。[続きを読む]

  3. 総労働時間は、1,400時間に

    お米の収穫が終わった。とれたのが570キロ。3反の田んぼでの収量としては、かなりよくない。いもち病の発生もひとつの原因。田んぼの水もちが悪いこと、無農薬・無化学肥料ということもある。中核メンバーは5名。かかわったひとは、延べにして500名。総労働時間は、1,400時間。ぼくは410時間だった。管理、打ちあわせ、情報収集、田んぼへの往復時間は入れていない。[続きを読む]

  4. ゴム製の湯たんぽ、なかなかすぐれもの

    ゴム製の湯たんぽ、なかなかすぐれもの。おなかと腎臓をあたためる。仙骨と背中もいい。まったりとじんわりとぬくぬくしてくる。とがった心が平らかになる。イライラ、焦り、絶望感がとれてきて、まっいっかぁ、なんとかなる、という身体感覚が訪れる。さらには、湯たんぽをシュラフに入れて下半身を温めている。しかも2枚重ね。南極でもオッケーみたいな最強のシュラフだよ。だからもうぽっかぽか。[続きを読む]

  5. 移動ポン菓子屋でもはじめてみようか

    こないだ、移動ポン菓子屋さんのことを書いた。お米7合と砂糖1キロもってくれば、ふわふわポン菓子が600円。固めたものは1000円。ぼくがいたときだけで、お客さんは5人きた。みなさん、孫にあげるとか、おみやげにするとか、たくさん買っていった。けっこういい商売みたいだ。なにしろポン菓子が美味しい。素材は、自分でつくった玄米と砂糖だけ。なにも添加していない。あかりもよろこんで食べている。[続きを読む]

  6. 「はざし屋」がやってきた。

    「はざし屋」がやってきた。お米をポン!と「はざし」して甘く仕上げる。いかにも昭和のお菓子だ。そのポン菓子の移動加工するはざし屋が春野にやってきた。玄米7合と砂糖1キロもってきたら、つくってくれる。固めたお菓子にするのが千円、パラパラのお菓子なら600円。つくっているのを眺めているのが楽しい。できたお菓子は、手でかかえられないほどの量になる。このおじさん、キャラがすごい。[続きを読む]

  7. マコモダケの栽培

    これはマコモダケ。イネ科の「マコモ」という植物の根元にできる。いわば肥大化した茎だ。なかなかおいしい。クセの全くない柔らかいタケノコモのような食感。天ぷら、油炒め、カレーや味噌汁の具などにもあう。昨年から田んぼでマコモダケを栽培してみた。百古里(すがり)で不耕起栽培している池谷さんから、株分けしていただいた。それを適当に植えただけ。どんどんと増えていった。草丈は2メートル以上になる。[続きを読む]

  8. 竹細工職人の梅沢貞夫さんが訪ねてくれた

    竹細工職人の梅沢貞夫さんが訪ねてくれた。いつも泣きだしてしまうあかりが、梅沢さんに抱かれて安心したような表情だった。かれの手はとても大きい。がっしりしている。なんと竹細工歴74年。10歳のとき、崖から転落して大怪我をした。たいへんな山奥で医者もいない。片道2時間以上もかけて、自転車に乗せられて病院へ。しかし、麻酔もない。そのまま片足を切断。[続きを読む]

  9. 祭といえば、酒はつきものだが

    集落の祭りが近づいてきた。もちろん神事がメインではあるが、祭といえば、酒はつきものだ。無礼講で酒を飲んで談笑する場となる。ぼくは酒は断ったので、酒の場にはあんまり近づかないようにしている。酔っぱらいを相手に話をすると、堂々めぐりで疲れることが多いからね。お祭のときにはどうしているの? と、おばあちゃんたちに聞くと、家でじっとしているという。[続きを読む]

  10. おばあちゃんパワーをうまくお借りできれば

    おばあちゃんたちが、うちの栗が放置されているので、心配でひろってくれた。楽しいから選別もお手伝いするよ、と。ありがたい。おばあちゃんたち、時間がたっぷりある。おしゃべりが好き。そうしたおばあちゃんパワーをうまくお借りできれば、いろいろできることがありそう。たとえば、小豆や大豆の選別。あるいは子守とか。ところで、むつかしいのは、どういうかたちでお礼をしたらいいのかだ。[続きを読む]

おすすめ春野くらし

  1. てんてぐ村
  2. はるのびより 創刊号
  3. アクセサリーを作って

最近のエッセイ

ページ上部へ戻る