日々のエッセイ
2.282016
広大な遊休地を活用したビジネスの可能性も
この山里は過疎地で、人がいない。ふんだんに土地はある。わがやの敷地は2,000坪くらい。畑や山はものすごく安い。高齢になって畑はできないので、耕作放棄地は広がる。山は管理にお金がかかって、木を伐っても赤字になるだけ。山をほしかったらあげるよ、と言われたこともある。
そんな広大な遊休地を活用したビジネスの可能性は、ないことはない、と思う。まあ、いまのところ、太陽光パネルを設置するみたいなレベルでしかないけど。それはつまらないかな。
Hさんは、補助金で建てられて経営が成り立たず閑散となった施設を数年前に購入。オートキャンプ場として見事に蘇らせた。こんな寒い季節でも、ちゃんとお客がある。五月の連休には、500人くらいくる。きちんと一人ひとりと応対していく姿勢がすばらしい。だから一度きた人は、必ず次回の予約をしていくという。そこがすごい。
その施設の近くに、オフロード走行可能なバギーのフィールドがある。いつも開店休業だと思っていたが、近ごろ、たくさん人が来るようになったという。サバイバルゲームの会場として使われているんだとか。サバイバルゲームって、エアソフトガンとBB弾を使っておこなう戦争ごっこだ。敵味方に分かれてお互いを撃ちあう。むかしは、河川敷や林の中で行われていたけど、近隣住民から警察に 通報されてやりにくくなった。ので、各地に有料サバイバルゲームフィールドができたようだ。Hさんは、先日、春野で講演をされた中村文昭さんと親しいので、中村さんが翌日やってきて、一緒にこのサバイバルゲームを見に行ったという。
マウンテンバイクの練習場、オフロードバイクの練習場で賑わっている施設もある。あるいは、これからはドローンの活用の時代になると思うが、廃校をドローンの教習所として活用していくことの可能性だって、あるかもしれない。
このようにアイデアはたくさん生まれるけど、なにごともカタチにするのは至難。お金がかかる、人材が必要。集中力とモチベーションの維持がたいせつ。ところで、世界を舞台にGPSを使っておこなう陣取り合戦、オブシディアン(Obsidian)が、昨日、浜松のまちなかで行われたようだ。たくさんの若者たちが、全国からぞろぞろと浜松にやってきた。
Copyright © 春野くらし
この記事へのコメントはありません。