日々のエッセイ

山里でも図書館があれば

過疎地の山里に暮らしているが、図書館が近くなのはありがたい。クルマで10分。図書館の前には福祉センターがあり、町営の風呂もある。200円。

かつては風呂に使ったあとで、図書館で新聞と雑誌を読むのが日課だった。いまはそういう余裕がなくなったけど。

都会に暮らしていたときは、駅前の書店で立ち読みしていた。けれども山里に越してからは、ちかくに書店がない。クルマで1時間余もかかるのだ。

必要な本はAmazonで手配する。あとは、ほとんど図書館にリクエストする。家族三人分で、つねに36冊の予約を入れている。

予約はネットでできる。つねに浜松市の図書館の新着情報をみている。タイトルを見て面白そうだなと思えば、クリックして予約する。

編集が仕事みたいなものなので、本の内容もさることながら、本の作りかた、打ち出し方を観察する。

自分だったら、こういうタイトルにするかなあ。装丁や本文はこんなデザインがいいかな。こんな切り口のほうがわかりやすいかな、と。いいデザインはScanSnapで画像に収めて保管する。ときどきそれを眺める。

まったくテレビを見なくなって2年余。おかげで読書がすすむ。

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