日々のエッセイ
5.222017
田植えが本格的に動き出す
農作業の日々に入っていく。田植えが本格的に動き出す。
エンジンがかかってルーティンワークに入れば、むつかしいことはない。エンジンかかるまでが一苦労。かたちが定まってくれば、わりと自動的に進む。
問題は、一年経っているので作業を忘れていること。なにをすればよいのか。どうすれば、よかったのか。
さいわい克明に日誌はつけている。いつ、だれが、何時から何時までどんな作業をしたのか、実労働時間、経費など、エクセルで管理している。
〈苗〉……なんとか育っている。温室に長く居すぎたために、逞しさがない。背丈だけが高くてひょろひょろ、ふにゃふにゃ。根っこの張りも弱い。70箱つくったので、50箱分は確実に大丈夫。50箱もあれば十分と思う。
昨年の失敗は、根の張りが弱すぎたこと。背丈が足りなくて、田んぼに水を引いたとき、水没した苗が多かったこと。あと10日間くらい様子をみる。
〈代かき〉……沢からの水を田んぼに引いて、水平にする作業。トラクターでなんども行き来して、平らにしていく。水平にならないと、土が露出して雑草が生えたり、苗が水没しすぎて成長しない。
〈畦塗り〉……耕作放棄地20年余という田んぼなので、水漏れがある。水が入ってもすぐに抜けてしまう。プールできないと、沢の水をつねに入れっぱなしにすることになる。そうなると、水温が上がらず、苗の育ちが悪い。水が抜けていく過程で、土の栄養素も逃げていく。そのための畦塗り。まったく試行錯誤。
〈田植え〉……昨年は2条植えの田植え機、手で押すタイプ。3~4人で、朝から晩まで3日間。今年は、自走式の4条植えの田植え機を手に入れた。おそらく2~3時間で終わりそう。ただし、ちゃんと動けば、のはなしだ。
みんな素人集団なので、試行錯誤の連続。やりとりを密にしてチームプレーでやっていくしかない。田んぼのそばの東屋に集まっては、短時間の打ち合わせが必要。モチベーションアップ、やることリストの確認、方向性の検討など。
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