日々のエッセイ
10.72017
あかりの山里のおばあちゃん訪問記
あかりの山里のおばあちゃん訪問記。ひとり暮らしで、今度のお正月で90歳になる。
50年前に夫を亡くし、3人の子育てをしてこられた。数年前まで、エンジン草刈機で草を刈るほどの元気さ。しいたけ栽培も野菜つくりもきちんとされている。家の中もよく整頓と掃除がされていて、尼寺のような雰囲気。いつも感心する。
この世代の人たちは、戦争体験もあり、とても気丈だと思う。無名の哲人というふうにも感じられる。不平も愚痴も言わず、自分の領域を美しく磨き上げてたんたんとしている……。
家の前が坂なので、買い物もたいへん。友人たちも足腰が弱ってきて訪ねてこられない。オレオレ詐欺の電話がかかってきてから、怖くて電話番号を変えたので、友人からの電話もなくなった。寂しいという。この日は、めずらく同級生が訪ねてこられた。ミョウガをたくさん頂いた。
Copyright © 春野くらし
この記事へのコメントはありません。