日々のエッセイ
11.22017
今後、どうなっていくのか。交通弱者対策
NPO法人「春野のえがお」が運営しているタクシー。山奥の交通弱者のためのタクシー。法律の規制があって町内しか走れないが、会員になれば、タクシーの半額で利用できる。
春野町は浜松市と合併するまでは、町内なら500円で走れる制度があった。しかし市と合併して10年たつと、他の町との「一律平等主義」に反するということで、その制度は廃止された。
しかし、医療や買い物など、クルマを運転できない高齢者はどうなるのか。もとよりバスなどもほとんどこない。交通弱者を切り捨てていいのか。
ということで、友人の林業家、森下広隆さんが立ち上がって、NPO法人を設立。NPOタクシーを運営することになった。
この電気自動車は、日産から無償で貸与されている。ほかにも静岡新聞社からの補助。そして、燃料は電気なので、町の協働センターで充電することになる。
まあしかし、春野は広いので、たとえば川上の外山(はずれやま)に住んでいる方など、診療所まで片道2,800円かかかることになる。そうして、運営するNPO法人も利益など、生むはずがない。今後、どうなっていくのか。交通弱者対策。
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