日々のエッセイ
12.312017
便利屋「猿ちゃん」に会った
山里暮らしのたいへんさのひとつは、買い物が不便なこと。高齢になると歩いていくのがたいへん。なにより、そもそも店がもうない。
便利屋「猿ちゃん」に会った。猿田光里さん。72歳。春野町の山あいに住むお年寄りを訪ね、食品や日用品を届けている。
たんにものを売るだけではない。膝突き合わせての語り合い。週に一度、訪ねてくる猿ちゃんを待っているお年寄りがたくさんいる。
この仕事をして12年になる。いまはお客さんもずいぶんと減って120軒ほどだという。買い物、お手伝い、なんでもされる。
猿ちゃんは、春野に移住された方。勝坂という、過疎地に暮らしている。
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