日々のエッセイ

東京で第2回目の「田舎暮らし入門座」

自分のこれからの生き方、健康管理、人生のしまい方、地域との付き合い、空き家、農業と林業、子供の教育、地方の文化と暮らし。いろいろと語りあう場となった。なんでも語りあうということが、たいせつと思う。

東京で第2回目の「田舎暮らし入門座」。前回は国立市の公民館、今回は新宿文化センターの和室。前回は、定員20名に対して20名。人数が多いとぼくの一方的な説明になるので、今回は、みんなが語りあい、分かち合うということを趣旨にした。ほどよい人数であった。

いろいろな方たち。都内の家が売れそうだし、都会を離れて山里暮らしをしたい。校正と介護の仕事をしているが、都会を離れて山里に暮らしたい。学術的に過疎地の定住促進の動きを知りたい。南の島に暮らしたいが、そもそも田舎暮らしはどうたいへんか知りたい。大いに語りあい、横の交流も起きる。どうしてもぼくの研究テーマの仏教やら看とり、人生のしまい方などの話が出てきてしまうけど。

いつも不思議な出会いがある。前回は、春野で出会い、東京から移住しようという一家が、参加してくれた。今回は、浜松の二俣の講演会でのチラシみて、参加た方もおられた。

山里は森や畑や清流などは資源は豊か、宝の山。人との出会いも大きい。田舎暮らしを乗り越えてきた人たちとの交流は学びも大きい。都会では得られない、躍動的な人生体験ができる。もしも40代に移住すれば、可能性はすごく広がる。

だが、山里暮らしは、自分の年齢、体力の見極めがポイント。まあ50代前半までは、山里暮らしもなんでもできる。しかし、60を超えてからの移住となると、けっこうチャレンジ。歳を重ねると、体に不調がきやすい。体力がもたいない、医者通いとなったらたいへん。

かといって、このまま都会で晩年を迎えていくのは、おもしろくない。というところでは、深い山里に暮らすよりも、山里の近くのまちなかがいい。鉄道があり、ショッピングセンターも医院も近い。図書館も立派。それでいて、田園がすぐそば。

そうして、広くて快適な市営住宅をいま募集している、雇用促進住宅が外資に替わり、格安で賃貸物件を提供している。また、行政による補助金のあれこれ。移住補助、コミュニティビジネス支援制度、新規就農支援制度など。次回は、4月21日には新宿文化センターで、京都の綾部と春野からの発信。綾部の山里に暮らす友人の山伏との語りとなる。6月は谷中でやろうと思う。

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