アーカイブ:2015年 9月

  1. 中山間地域ウェルカム集落事業

    この山里は過疎化が著しい。この10年で20~30%の人口減少率だ。このまま手を打たなければ、どんどんと過疎化がすすむ。その過程で、インフラの整備は遅れるし、災害の復旧もままならぬ、買い物も不便、学校も廃校になる。ガソリンスタンドも郵便局も、店もなくなっていく。ますます住みにくい山里となり、やがて集落は消滅してしまう。定住促進が必須の課題である。[続きを読む]

  2. 地域とのつきあいが、やはりいろいろと難しい

    「自治会としては、移住者を受け入れません」。二日前、家主に、地元の自治会からそういう連絡がきた。過疎化が著しいこの山里に、移住者がくるのは、活気が出て集落の消滅に歯止めがかかり、とてもいいことだと思う。しかし、「よそ者が来てもらっては困る」という地域もあるのだ。ひと月ほど前、山里で暮らしたいというHさん(50代の女性)が来訪。いくつか空き家を案内したところ、快適なところがみつかった。[続きを読む]

  3. 伐採した大木の処分をしたい

    玉木さんは、昨年、この山里に移住された。土地探し、農家資格の取得など、お手伝いさせてもらった。いま一緒に田んぼと畑づくりをしている。機械に詳しいので、いろいろと教えてもらっている。広葉樹の生い茂る眺めのすばらしい土地に家を建てた。薪ストーブのある暮らし。庭ではニワトリの放し飼い。敷地に鬱蒼と茂る杉と檜を伐採して、日当たりがよくなった。伐採した大木の処分をしたいという。[続きを読む]

  4. いろいろな山里暮らしの補助

    山里暮らしをしてみたい、という人に。まずは「いいこと」ばかりあるよ、という情報。仕事、買い物、地域とのつきあいとか、いろいろ「ややこしいこと」もあるけど、それはまた別の機会に。まず「おためし住宅」。いきなり移住はできないという人は、ここで暮らしながら、空き家を探す。費用は月に1万3千円。期限は一年。最低一か月は滞在してもらいたい。春野町では、いま3軒あいている。[続きを読む]

  5. 春野町の空き家をテーマに卒論を書きたいと学生が

    春野町の空き家をテーマに卒論を書きたい。地理情報システムを活用して空き家の分布をまとめたい。──先日、愛知学院大の学生の小柴さんが来訪した。昨年、東栄町とのシンポジウムで、ぼくの講演を聞いたことがきっかけだ。空き家の実情、なぜ空き家が増えるのか、この先どうなるのか、貸してもらうためになにが必要か、地域とのつきあいかた、移住相談にくる人のプロフィールなどについて、すこしレクチャーさせてもらう。[続きを読む]

  6. ラブファーマーズカンファレンスの振り返りの集い

    きょうは、ラブファーマーズカンファレンスの振り返りの集い。〈らくあん〉にて。有機茶、はちみつ、アクセサリー、固定種の苗、石猫、トウガラシ、有機野菜などの販売をしてくれた人たちが参加。昼食のお弁当を頂いて、フリーディスカッションした。食事しながらの集いというのは、ゆるやかでいいものだ。来年も春野で継続して開催するとしたら、安定的な予算確保にはどうしたらいいか。助成金獲得も継続的には難しい。[続きを読む]

  7. 竹のアーティストが、移住相談に

    竹のアーティストのゲンさんと平沢さんが、移住相談に来訪した。平沢さんは、水窪在住、NPO法人Willの理事長として活躍。ゲンさんをぼくに紹介するために同行された。ゲンさんは、竹を編んでバッグを作っている。横浜高島屋、石川県立伝統産業工芸館、スイスジュネーブなどで個展を開いている。いま注文しても製品は3年後になるほど。[続きを読む]

  8. ドローンの講習というビジネス

    友人と、山里でのナリワイの道について語りあった。こんな過疎の山里だからこそ可能なビジネスがあるのでは、と。アイデアも、収益にむすびついたら迫力がでる、長続きする。ナリワイにもっていけば、すばらしい。山里では大きく稼がなくてもいいし、そもそも、それは無理だろう。小さくいろいろなビジネスを積み上げていくのがいい。たとえば、ドローンを使ったビジネスはどうだろうか。[続きを読む]

  9. 空き家が重荷になっていく

    この山里には、廃屋になりそうな空き家がたくさんある。家主がたまに帰ることもあるし、遺品の整理がおわってないから、とそのまま放置されている。そんな所有者から、「土地も家も売りたい」と相談を受けていた。「家を壊して更地にするのに100万円くらいかかるから、100万円で売ってしまったらどうですか」と言っておいた。川沿いの田んぼのそばの家だ。我が家から車で10分くらい。[続きを読む]

  10. 「ラブファーマーズカンファレンス」が無事に終了

    「ラブファーマーズカンファレンス」が無事に完了した。有機農業を実践し、探求し、関心ある人の集い。寝食を共にした交流というところがポイント。9月3日から6日まで、春野の山の村で行われた。参加者はざっと300名、延べ人数にすると500名を超える思う。地元の春野町の住民でさえも、あそこは山奥で遠いなぁと思われている会場。しかもかなりの雨だ。そんなところに、はるばる遠方から参加してくださった。[続きを読む]

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