日々のエッセイ
12.252015
コミュニティビジネスを始めようとする人に100万円
浜松市では、中山間地の移住者に対して、最大100万円の起業資金を貸与する。しかも、一定期間、事業を継続すると返済が免除される。対象は、中山間地に移住して3年未満の人で、コミュニティビジネスを始めようとする人。
過疎化のすすむ中山間地には、仕事がない。仕事がないので定住できない。ますます過疎化がすすむ。そんな過疎地で〈なりわい〉の道をひらいてもらおうという趣旨だと思う。地域課題の解決を、地域資源を活かしながら「ビジネス」の手法で解決してもらいたいという。
なにしろ過疎地だからビジネスは難しい。けれども、可能性のないことはない。せっかく行政が100万円を貸与してくれるのだから、ダメモトで応募するといい。
先日、来訪したHさんは、固定種の苗をつくって販売している。固定種の交換会、シードバンクづくり、種の学習会を通して、食の安全と安心のための輪を広げる。そんなビジネスを展開したら、とすすめた。
きょう来訪したYさんは、十数年、放置竹林をなくす活動をしている。その流れで放置竹林の解消、竹チップによる堆肥づくり、竹細工、竹炭、竹酢液の販売。そして、放置された茶原を活用した茶の実オイルの販売などのビジネスをすすめてみた。
移住を希望しているUさんには、つかわれていない町がつくった立派なそば処で、手打ち蕎麦屋の開業を。耕作放棄地で蕎麦の栽培も手掛け、お母さんと子どものための食の学習会、料理の研究会などを通してネットワークづくり。そんな提案をしてみた。
申請の締め切りは1月29日だ。チャンスを活かすといい。
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