日々のエッセイ
7.242018
土地付きの古屋を買うときの問題はいろいろある
山里の土地と家は安い。まあ、都心の10分の1,20分の1,30分の1。
ところで、土地付きの古屋を買うときの問題はいろいろある。
ひとつは家の補修費用だ。
たとえば「雨漏り」。これが買った時には、わからない。「重要事項説明」として、仲介業者がかならず説明しなくちゃいけなことになっている。しかし「現況渡し」で売買されることも多い。なにか問題あったとしてもそのままで、ということだ。
どこから雨が漏っているのわかれば、自分でも補修できる。しかし、雨漏りの原因箇所を見つけるのが難しい。これがわからない。わからないまま放置すると、確実に家がダメになる。漏電の恐れもある。
瓦屋根だとたいへん。徹底して直そうとすると、50万から100万円。わがやは、銅板の屋根の隙間から雨漏りしていた。大雨が降ると、漏電することもあった。アスファルトテープを、適当に直感的にあちこちに貼っていったら、さいわい雨漏りが止まったけれども。
つぶれそうな「納屋」とか「蔵」。頑強なものならいいが、これが朽ちたものが多い。崩壊したら危険。補強しようとすると、費用がかかる。こないだ見た家は、煉瓦造の蔵が2つもあった。一部ヒビが入っていた。
もしもこれが崩れたら、近隣の家に被害を与える。道路に崩れだして、通行人に被害を与える。なにより、暮らしている人にとって危険。これを解体しようとすると、蔵を引き倒して、そのレンガを処分しなくてはならない。最低でも100万円。下手をすると400万円かな。
「朽ちた巨木」。倒れたら家が壊れる。この木を切るには、専門の業者にお願いする。一般的にはクレーン車で吊り上げて伐ることになる。クレーンが入らないときはたいへんだ。あるところでは、1本あたり50万円かかったという。
その他、農地の問題、近隣との付き合い、日当たり、湿気、放置竹林など、いろいろ問題があるので、ときどき書いていくことにする。
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