池谷啓の記事一覧

  1. 春野に移住したいと訪ねてこられた夫婦

    春野に移住したいと訪ねてこられた夫婦。奥様はもう臨月。いつ生まれてもおかしくないそうだ。家にずっとするのも気が滅入るので、春野に来たかったと。明るい春野の景色に癒やされたという。ニュージーランドにしばし滞在していた。海に近くに暮らしているが、やはり山暮らしがいい。田んぼも畑も手伝いたいという。[続きを読む]

  2. ワイナリーをつくるという計画があるのだが

    過疎化の著しい山里に、30歳の女性が移住したいという。医療法人の事務長とともに、楽舎の事務所に訪ねてきた。この山里でぶどう園を栽培して、ワイナリーをつくるという計画がある。運営するのは医療法人で、そこのスタッフとして雇われることになる。彼女は昨年まで、フランスでブドウ園作りの仕事をしていたのだ。こんな山里でブドウが栽培されてワイナリーができるなんてすばらしい。[続きを読む]

  3. 土地の名義人が亡くなっていた

    山里に移住する人のために、社宅代わりに古家と土地を買うことにした。あるNPO法人の理事長から登記について相談を受けた。土地と建物の登記は、むつかしいものじゃない。これまで20筆以上もやってきた。やってあげてもいいですよ。ただ、農地となるとやこしいですよ。ということで、定住促進事業の一環として、やってさしあげることにしたのだった。ほとんど書類はできた。[続きを読む]

  4. 山里でも図書館があれば

    過疎地の山里に暮らしているが、図書館が近くなのはありがたい。クルマで10分。図書館の前には福祉センターがあり、町営の風呂もある。200円。かつては風呂に使ったあとで、図書館で新聞と雑誌を読むのが日課だった。いまはそういう余裕がなくなったけど。都会に暮らしていたときは、駅前の書店で立ち読みしていた。けれども山里に越してからは、ちかくに書店がない。クルマで1時間余もかかるのだ。[続きを読む]

  5. 田んぼのとなりにビオトープを作っている

    田んぼのとなりにビオトープを作っている。川から別に水を引いている。田んぼからのこぼれ水も入ってくる。冬の間も水をたたえておくつもり。 こちらは昨年は、アイガモの楽園にしていた。アイガモがいるときには、草はみんな食べられてしまうし、他の昆虫たちもほとんどいなくなってしまった。[続きを読む]

  6. ヒメホタルはもういなかった

    ホッター、ホッターと言っては泣く。あかりが、ホタルを見に行きたいという。ゲンジボタルは6月だった。この近くの公に現れるので歩いて行けた。毎日、毎日、肩車して見に行った。 ヒメホタルは水辺には現れない。森のなかでチカチカとLEDランプのように光る。場所はかなりの山の中だ。7月に入ってからだと聞いていた。 豪雨の後だし、時期も遅い。[続きを読む]

  7. 山里暮らしの試練は、年をとってきてからやってくる

    山里暮らしの試練は、年をとってきてからやってくる。病院がちかくにない。診察を受けに、調合したクスリをもらいに行くのも一日仕事になる。クルマが運転できなくなると、生活品を求めるのもたいへん。敷地が広ければ、夏草は生い茂る。年をとったら、都会暮らしがよいのだと思う。先立つものがあれば、の話だけど。田んぼの草取りの帰りに、Mさんを訪ねた。83歳になる。[続きを読む]

  8. いちばんの問題は「統一人格」がなくなってしまったこと

    旧市町は平成の大合併で10年余になる。いちばんの問題は「統一人格」がなくなってしまったこと。この町をどうしようか、ああしよう、こうしようという思いを伝え、思いを形にする「核」がなくなってしまったこと。大きな市の一部になると、それまであった町の独立した権限や予算はもうない。自由に考え、自由にルールをつくり、自由に予算を配分するということがなくなる。かつての役所は、市の出先機関となる。[続きを読む]

  9. やがてはワイナリーを作りたいと訪ねてこられた

    春野でぶどう園をはじめて、やがてはワイナリーを作りたい。このたび専従スタッフを雇用することになった。そのスタッフが通える地区に住宅を探しているのだが、みつからない。そこで、空き家情報などを教えてもらいたい。そんな問い合わせがあり、きょう訪ねた来られたのは、3つも病院を経営している医療法人の事務長であった。どこで楽舎のことを知ったのかと聞くと、チラシを見たからだという。[続きを読む]

  10. 「春野新聞」の発刊と「春野らくいき大学」を開催

    「春野新聞」の発刊と「春野らくいき大学」を開催することにした。いまたたき台を作っているところ。こちらは1面。全部で4面になる。ま、気楽な雑学講座やコンサート開催の案内。そのために地元情報と講座の案内をする新聞を発行する。A4フルカラーで4ページ。配布方法は、町内には回覧版で配布。まちなかには公民館を通して置いてもらう。[続きを読む]

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